投稿元:
レビューを見る
感動しました。
名作でした。
読めてよかった。
戦争体験記であり
戦時中の個性的な
少女の成長記として
読めた気がしています。
読み終えたことで
主人公の家族、
ポーランド人一家との
別れが何だか
寂しく感じられます。
投稿元:
レビューを見る
ポーランドで第二次世界大戦を迎えた10代前半の少女。著者の体験を綴ったもので、気持ちの揺れ動きや逃避行の様子がリアル。
こんなガッツのある女の子がいたのか、とびっくりさせられた。
と、同時に戦争がそのガッツのある女の子にも影響を与えずには置かないという恐ろしさも感じる。
そして10代ならではの、思い込みの激しさには「あるある。」と共感しつつも照れ笑いが思わず出てしまう。
投稿元:
レビューを見る
第二次世界大戦はドイツ軍のポーランドへの侵入で始まった。二週間は短いようだが大戦期間中屈指の激戦で、戦闘機により民間人狙撃する卑劣も。降伏し占領軍政に入ってから英仏は沈黙の「奇妙な戦争」、
(「あとがき」によると、ナチス・ドイツ占領下のワルシャワでは1日の食事が、ドイツ人は2310カロリー、ポーランド人は634カロリー、ゲットーのユダヤ人は184カロリー)数ヶ月あとの電撃戦でフランスはアッサリ屈服し占領軍に従属し少女は怒りまくる。平和主義者糞喰らえ「フランス語は話さないと誓いました」。さらに英国に避難、フランス語の修道院附属の寄宿学校。空襲にさらされ歯ぎしりし「いつになったら大陸に反撃上陸するのだ」悔しがる。「信条により防空壕には入りません」抗議の手紙を書くため英語を習得
投稿元:
レビューを見る
とっっってもよかったです。ここ最近読んだ本で1番好きかも知れません。戦争の時代を背景に、ひとりの少女の非常に危うい心の内を描き出し、その成長を描く実話。戦争が落とす暗い陰の中で、懸命に抵抗し生きた少女。そのあまりにも残忍でストレートな感情に驚きますが、恐らく誰もが幼い頃、内に持ち合わせた冷淡な感情を呼び起こされるのではないでしょうか。自分でも持て余してしまうほどの負の感情に戸惑いきわどいところを歩く子どもたちが、この本の中に自分を見つけ、その最後を見届けることができれば、この作品は子どもたちの心に大きな何かを残してくれるでしょう。ここまで人間の心の成長を描いた作品はなかなか出逢えないと思います。本当に素晴らしい秀作でした。