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図書館から借りました
児童書。ファンタジー。有名どころ。名作。
出会い編。本来なら第一巻にあたる本。
彗星がやってくる。
じゃこうねずみは「地球が壊れる」と言い放ち、心配したムーミントロールとスニフは天文台に調べに行く。
途中で出会うのが、スナフキン。
天文台から帰る途中に出会うのが、スノークとスノークのお嬢さん。
ヘムレンさんも拾う。
彗星は不気味な存在感で近づいてくる。
海は干上がってしまうし、変に熱くなる。
解決策が提示されないまま、家に帰って、とりあえず洞窟に逃げ込む。
それにしても、スノークのお嬢さんって、こんな性格だったのか。
幼き日にテレビで見た記憶しかなかったから、こんなに感情の赴くまま(主におしゃれ心)にゆく人ととは思わなかった。
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まさに、今、私たちのまわりで飛び交う会話にオーバーラップ。いっそ、核のゴミもムーミン谷の物語に閉じ込めたいよ。「ムーミンたちはいいな、ママがいて・・・
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こいつらみたいに世界の終末を迎えられたらいいな。
彗星きて世界が終わるらしいって言ってるのに、ムーミンはフローレンのお嬢さんにメロメロだし、フローレンのお嬢さんは自分のルックスを磨くことしか考えてないし、スニフは自分の洞窟と素敵な子猫のことしか考えてないし、スナフキンはよく分かんないけど。ノストラダムスもびっくりのマイペースさだよ。
私は全然理解できないんだけど、フィンランド人は彼らに共感出来るのかな?もいもい!
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『ほんとにこわかったわ。わたしもう二度ととけいをみたくない。』
彗星の到来という大きな”懸念”に対する数々の”困惑”を執拗なまでに積み重ねている。不安こそが文明の見方の一つである。ムーミンシリーズの中でもかなり直球な作品。
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自分が持っている青い鳥文庫版で登録。同じ本でも書誌が違うとデータが別れちゃうから、どれを登録しようか迷う・・。とにかく挿絵もストーリーも全部好き。小学生のころに夢中になって読んだ。ぞくぞくする感じがたまらない。ムーミンのナンセンス具合が大好き。
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ムーミンの二作目。
自分の劣等感を
自分よりも劣っている(と思っている)ものを見て解消しようとする卑しさを、
スニフの猫に対する行動に見て若干怖くなります。
スニフの劣等感の大元は、
階層意識にあって、
それはある時には、
父権的な優しさや責任感に繋がるのでしょうが、
またある時には差別意識にも繋がるので、
なかなか難しいところですね。
まだ序盤までしか読んでませんが、
酸性雨(たぶん)が降ってきたりしているので、
環境問題的な話なのかしら、
と考えたりしております。
レイチェル・カーソンの「沈黙の春」よりも先に
科学主義批判を加えているのかー、
とか考えるとすごいですな。
まぁ、
でもソクラテスの時代でも、
木が全然なかったりしたらしいから、
文明のあるところにはこの問題はいつもつきまとっているのかもわかりませんね。
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初めてのムーミンだったのですが。素朴なキャラクターたちが杞憂に右往左往する(あくまで谷の中で)物語だと思っていたのがあっさりと裏切られました。
彼らは何度も絶望し何度も這い上がり、優しい風を吹かせながら進んでいくのです。ムーミンの世界で、あんな干上がった海なんての、厭らしい風景を見るなんて思わなかったよ。メルヘンじゃない、スニフだってヘムルだって結構いるよ、その辺に。
だけど全体が、普遍的に「お母さんが用意してくれた優しいもの」みたいな世界なわけ
ニョロニョロの存在が謎です。解明できない謎なのかな?
なぜこんなに噛み合わない?要素が同居しているのだろうか、
トーベ・ヤンソンさんは「ムーミンを通して文明ということを考えて」いるのだそうな。文明というものに具体的に何を感じていたのかしれないが、彗星のもたらす不安と小さなものたちが戦っているのは、そういうことなのかなあ。
でも「ぼくたちが、とくべつに勇敢なのじゃないと思うよ。ただ、あの彗星になれてしまっただけなんだ。彗星と、なじみになってるくらいだもん。あれを知ったのは、ぼくたちがさいしょなんだ。しかも、あれがどんどん大きくなるのを見てきたんだ。彗星って、ほんとにひとりぼっちで、さびしいんだろうなあ……。」
「うん、そうだよ。人間も、みんなにこわがられるようになると、あんなに、ひとりぼっちになってしまうのさ。」
こんなふうに、同情さえ見せているではないか…。もっとこのシリーズを読んで、ムーミン谷というユートピア(??)の性格に触れたいと思いました。知りたい、というか。そう思えるのはうれしいな。
あと国民性なのか知らないけど、日本の物語みたいにつじつま合わせたり帳尻合わせようとしないで、会話がどんどん転回していくのが面白くって(ええ、これがそうなるの!?みたいな)くせになりそうだなあ~
「彗星はいつもカタストローフをつれてくるものだってこと、きみたちは知ってるかい。」スノーク
「自分の意見を、言ってみろ」ムーミン(会議したがりで、独創的な意見を認めようとしないスノークに向かって)
天文台と売店と洞窟発見とガーネットと難破船と干上がった海と
ムーミンの家で飲むリンゴ酒や引っ越し騒動(バスタブまで運びだした ああいう風景なのかもね、実際)
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ムーミン谷にすむ皆さんご存じムーミンとスニフは、ふとした事で家に訪れた哲学者、じゃこうねずみから、谷に彗星が落ちてくることを聞き、おさびし山にある天文台に向かうのであった、というお話。
これかスナフキンとスノークのお嬢さん最初の登場なのかな?出逢いのシーンが初々しいです。
もーこれ読んでから冒険にいきたくて仕方がないです。一回行って帰ってくる場所があるとか、良い。
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ムーミントロールとスノークのおじょうさんとの出会いがきゅんとくる!
スナフキンやお店のおばさんが気を利かせて、2人のキューピット役になっていることろが好き。
内容は相変わらずシリアスだけど、その陰鬱した感じがやっぱりムーミンシリーズの面白さだと思う。
この巻も、挿絵が可愛い!
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ムーミンを読むのはこれがはじめて。「彗星」がシリーズの1作目ということなので読んでみた。いきなり暗い。ずっと暗い。その中で物語の住人たちは、淡々と暮らし、淡々と心配し、淡々と冒険したりする。地球が滅びると信じている割には、皆あまりそのことをつきつめて考えない。(現実も案外そんなものかもしれないが)。2作目「楽しいムーミン一家」をよむべきかどうか思案中。
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シュール!
ムーミンって意外と毒舌だったんだ。
あ。いえ、貴方のことなんて、誰も気にかけちゃいませんよ。的な発言。笑。
素晴らしい正義とかはないけど、人間ってそーゆーものだよね。としみじみ納得する教訓じみたことはあったり…。
人間じゃないけど。笑。
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可愛らしい物語だけど、彗星といった毒が潜んでいて、ただほのぼのとするだけの物語でないのが良いと思った。
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ムーミン谷の雰囲気を楽しみながら読んでいるつもりが、いつの間にか、ドキドキはらhらしながら読んでいた。
皆それぞれがキャラが立っていて面白い。
スナフキンは、アニメのスナフキンの声で読んでいた。
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ムーミン谷に彗星が落ちてくるという非常事態のお話。なのに、ダンスをしたり、猫を探したり、どこかのほほんしてて平和な感じ。
物語の中心たるムーミン谷に彗星が衝突し、あろうことか地球が破壊されるという状況を作り出しておいて読者をドキドキさせつつ、最後にはちゃんと元通りとなる展開はお決まりなのでしょうか。
実は本作は翻訳シリーズでは2作目ですけど、1作目にも登場するスナフキンと出会うんですよね。スナフキンの多くを求めない生き方は、物に溢れる現代に生きる現代人こそ考えた方がいいのかもしれないな。
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ムーミン谷に彗星が落ちるというウワサの真相を確かめに、ムーミンとスニフはおさびし山の天文台まで決死の覚悟で旅に出る。
途中でおなじみスナフキンやスノークのお嬢さん達と出会い仲間になり、困難を乗り越えながら彗星の衝突時刻を確かめる。そして異変が起こり続ける中、力を合わせて谷に戻る。
スナフキンの「もちものをふやすというのは、ほんとにおそろしいことですね」という言葉が印象に残っている。
そして、谷の仲間がこぞって谷を離れようと、ムーミンの帰りを待ち続け、いつもと変わらない暮らしぶりのムーミンパパとムーミンママの姿に、あるべきオトナの姿を教えられる。
子どもの頃にアニメを見ただけだったが、ムーミンの話は児童文学の範疇を超える物語であり、もっと若いときに読んでおくべきだった。