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『おわあ、こんばんは』
『おわあ、こんばんは』
『おぎやあ、おぎやあ、おぎやあ』
『おわああ、ここの家の主人は病気です』
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『月に吠える』『青猫』時代の詩がとても好きです。疾患の心理、絶対的孤独を感じさせる詩。オノマトペも独特で、とても魅力的です。
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『月に吠える』の『竹』より抜粋。「ますぐなるもの地面に生え、するどき青きもの地面に生え、凍れる冬をつらぬきて、そのみどり葉光る朝の空路に、なみだたれ、なみだをたれ、いまはや懺悔をはれる肩の上より、けぶれる竹の根はひろごり、するどき青きもの地面に生え。」
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高校時代、なぜか彼の活動についてちょっとした発表をさせられたことがあった。ずいぶん暗さの漂う人生だな〜と感じ、詩人として名を残した人はみんなこういうものかと思いこみ、以後詩を読んでみようというモチベーションが低下した思い出有り。今、中年にさしかかり、また読んでみようかなと思い始めたところ。
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冬、雨上がりの早朝。
林の中を一人で歩く。
そんな清清しさと孤独のあいまった気持ち、
これを読むといつもそういった気分になる。
鳥肌が立ちます。
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病的に神経質、だからこそ繊細。悲しいというよりは、寂しい。
ひとりで俯いて歩きながら、ぽつり、ぽつりと呟いていく。それらが地面に滲み込んでいくのを見ては踏み、見ては踏み。
時には誰にともなく叫び、また下を向いて歩きだす。
そんなイメージです。的外れなことを書いているな、と言われると返す言葉もございません。
でも、手放せない本のひとつです。
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「月に吠える」で有名な萩原朔太郎の詩集です。
正直私は詩を完璧に理解はしてません。
しかし、なぜか萩原朔太郎の詩を読むと
心が落ち着くのです。
萩原朔太郎作品には賛否両論あると思いますが
ぜひ一度声に出して読んでもらいたい一冊です。
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収録:「愛憐詩篇」「月に吠える」「松葉に光る」「青猫」「蝶を夢む」「桃李の道」「郷土望景詩」「氷島」「散文詩」
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文学関係の講義で、どの作者の作品でもいいので、一つの作品を紹介するレポートを作成しなければならなかった
読んだことがなかったのでいい機会だと思い、レポートにかこつけて読んだ
結構分厚くて、読み応えがあるのだけれど、自分に響いたのは、「さびしい人格」くらいだったので、これを紹介した
一つでも、これは自分のための作品だ、と思えるものに出あえたことは、とても貴重で嬉しいのだと心から感じた一編だった
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色で言うと「灰青」な萩原朔太郎の詩。
月に吠えるあたりがすごい好きです。
詩は苦手だけど萩原朔太郎は好き。高校のときもこのくらい好きだったら良かったのに…。
10.06.10
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「サウンド文学館・パルナス 萩原朔太郎詩集」 朗読:岸田今日子
岸田今日子の朗読が好きだ。恋の歌が多かった。
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ああすつぱりといつさいの憂愁をなげだして、
わたしは柔和の羊になりたい、
散文も好き。「――情緒よ、君は帰らざるか」
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講義用に心無しに買ったものだけど、大切なものになりそう。こころっていう題の詩でふいに泣いてきっとこれから読み進めるうちにまたふいに泣いちゃうんだろうね。教授に変な顔されてしまう…笑
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風物に託し記号化した表現を巧みに使いこなすのでもない
中也みたいに抒情をひたむきになぞるだけでもない
しかし、彼が配置していく言葉でできあがる世界は
ぼくらと世界の距離感を確実に描きとり
またその絵が色褪せることもないのですよ
……気持ち悪い文章になってしまった
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「月に吠える」は良い。「贈物にそへて」と「さびしい人格」がお気に入り。
その他はなんていうか、憂鬱もまだ素朴で単純だった頃の言葉という印象。それが普遍ってもんなのでしょうかね。