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東京帝国大学教授の令嬢ふたりが、時を同じくして不可解な“自殺”をとげた。しかも妹は流行の花形作家。ニューヨークの心臓部に近い日本庭園のなかをかけめぐる“かしどり”は、どんな秘密をついばんでいたか? ノーベル賞受賞の医学者とエラリーがしのぎをけずる知能くらべは、犯罪の背景が東京にあるだけに、日本の読者向きである
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エラリー・クイーン・シリーズ
作家カレン・リースの死。彼女の義理の娘になるはずの女性エヴァのみが犯行が課のな状態。ハサミで刺された被害者。私立探偵テリー・リングの証拠隠滅とエヴァ保護。船上での死の知らせ。婚約者マクルーア博士の動揺。鳥かごから消えたカケス。天井裏に住むカレン以外の人物。日本で死んだはずの女性エスター・リース。
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1937年発表
原題:The Door Beween (The Japanese Fan Mystery)
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これはちょっと意味分からないですね。かなりミステリは読んでるつもりですが、こんなの見たことないです。
これから本作を読もうと考えている皆さんに切実なアドバイス。
決 し て 本 の 裏 や Amazon に 書 か れ て い る「 内 容 紹 介 」に 目 を 通 し て は い け ま せ ん。
ネタバレ、と言うよりネタバレバレですよ←
「事件の起こる背景にあった意外な事実」と「トリックを示唆する文章」と「真の黒幕」について触れちゃってます。
あらすじで真相や黒幕を晒すなんて、ミステリスキーにそれ以上何を楽しめと言うんでしょうか。
ラブロマンス要素?
いつもよりちょっぴり悪役な警視?
他の国名シリーズに比べて日本要素が(おかしな点はあるにせよ)多いところ?
確かに、日本人としては読んでて面白い点もありました。琉球人が世界で一番優しいなんて記述、沖縄県民の私にはたまらんですわ(笑)。ありがとうございます!
でも、読みながらも「あらすじ」は頭にあるから、「どゆこと?あらすじで言っちゃってるよねそれ?読者は分かっちゃってるよね、謎でも何でも無いよね?それともあらすじを覆すどんでん返しが⁈」って期待してたら、あらすじとの見事な予定調和のまま終了。
私は問いたいU・x・U
創元社に問いたいU・x・U
どういうつもりで、あの内容紹介になったのかU・x・U
クレームは来なかったのかU・x・U
私は問いたいU・x・U
手紙出してみようかなU・x・U
Twitterのアカウント宛に呟くのは失礼かしらU・x・U
いや、公式のネタバレのほうが失礼よねU・x・U
というわけで、あらすじのあり得なさに憤懣やる方ないといったところですが、エラリーの真相指摘は国名シリーズ後半作の中ではなかなかいけてたので、無難に☆3つを付けさせて頂きます。
あと、新装版はいいから、新訳欲しいな…
以外は、いつも通り自分で考えたネタバレしてない「あらすじ」です、念の為。
名誉ある文学賞を受賞し、数ヶ月後には癌の権威である医師との結婚も控えた女流作家が、自室で変死体となって発見された。
唯一出入り可能な扉が繋がる隣室には、作家の婚約者の養女が控えていた為、彼女が最重要容疑者となってしまう。
果たしてエラリーはその扉と「屋根裏に通じる鍵のかかった扉」の間で発生した事件の真相を暴くことができるのか?
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最近当たり多いです。
国名シリーズ最後に来て、持ち直した感があります。
推理もそこそこ楽しめます(無理やり感はあるけど)が、描写が読ませます。上手い。
次はライツヴィルだ!
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本格派の推理小説を久々に読んだ。論理的な思考が楽しかったです。四部作は昔読んだけど、国別シリーズは読んでいなかったので、読むかどうか迷い中。
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思ってたより面白かった。キャラクター小説風。どこかクリスティっぽい。
誰も自殺の可能性を考えなかったのは不自然だとか、鳥というのはちょっとどうかと思うとか、突っ込みどころはたくさんあるが。
でも最後が許せなった。こじつけくさい理由をつけて、言葉による殺人を(おそらく)言葉による殺人で罰するなんてどう考えてもおかしい。その理屈ならエラリーすらも罰を受けるべきではないのか。蛇足だと思う。
他の方のレヴューを見て気づいた!確かにあらすじネタバレだった!
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国名シリーズもとうとうラスト。しょっぱなからこれまでと多少雰囲気が違うのに気がつく。前作から時間をおいて書かれたのだろうか。
消化不良気味の解決?と思いきや、その先もあるラストは苦い味がするが後で横溝を思い出してしまったあたりも「ニッポン」なのか。
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ニューヨークに佇む閑雅な日本庭園で起こった強固な密室殺人。
日本の風習が単なるモチーフじゃなく突飛気味なトリックの説得力を強化する骨子になっていた。
謎解きに固執して来たのはいつも謎が嫌いだったからだと呟くエラリーが印象的で。
誉れ高きエラリー・クイーンの国名シリーズ最終作。