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最初の数ページが面白そうだなーと思って読み始めたら、まあ予想もつかない超展開!
ボッシュの絵でも見てるみたい…
地球の自転がとまり太陽がやがて燃え尽きようとする頃、動物的進化をとげた植物と退化しきった人間の時代の話。
知性あるキノコに寄生された男と妻の、悪夢みたいな世界の旅。想像力の限界に挑む感じだ…
「アシタカ」という植物がでてきたのが、気になって気になって、世界観ぶちこわし(笑)
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出だしの50ページでおもしろいと感じれない本は自分的には駄目な本。
自分に想像力が足りなかったのか。植物系の話が苦手だったのか。
期待していただけに残念。
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ものすごく遠い未来を舞台にしたSF。永い永い時の果て、太陽は膨張し、まもなく燃え尽きて新星になろうとしていた。
地球の自転のバランスが崩れ、常に太陽と同じ面を向けて公転するようになり、月も地球の周りを巡るのをやめた。
地球の昼の面は、膨張した太陽の熱を受けつづけて灼熱と化し、夜の面は極寒の地となった。ほとんどの動物が滅びに瀕し、かろうじてわずかな種類の獣と虫、海洋生物ばかりが、進化と退化の果てに細々と生き延びている。植物は太陽の恵みを受け、放射線に適応して強靭な生命力を誇り、じつに様々な形へと進化していった。
動物にとってはあまりに過酷な世界と化した地球にかろうじて適応し生き残った、じきに滅びていこうとしている人間たち。そして瀕死の地球を捨てて、外宇宙へ逃れようとする、わずかな生き物たち。
かなりトンデモな設定が多々見えていて、「いや、それはないわ」と思うような箇所もけっこうあったけれども、それにしても壮観。これだけ壮大な設定の小説って、なかなか見ないような気がします。
文字通り沈まない太陽。繁茂する森、人間や他の獣、植物らに襲い掛かる、さまざまな植物。壮絶な自然の中で人はあまりに弱い。
難を言えば、あともう少し臨場感がほしかった気がします。これだけの圧倒的な異世界に完全に入り込んで読むには、想像力を喚起する描写、リアリティが、もう少しだけ弱かったように思いました。(私の想像力が弱いのかもしれませんが……)
それにしてもこの想像力はすごい。SFってやっぱりいいなあ。
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むせ返るようなジャングルの鬱蒼とした木々の匂いが文脈と文脈の間から立ち昇り、最初から最後まで奇妙な進化の道を選んだ植物たちのメタモルフォーゼに圧倒されっぱなし。
敬愛する椎名誠氏が大好きだと言うので読んでみたのだが、なるほどあのあやし不思議な椎名ワールドの原点はまさにここにあったのかと納得できた。
設定はサイコー。でも途中から飽きる。
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がっつり読み応えありました。
植物に占領された地球。
細々と生き延びた人類。
ゆっくりと静かに衰退していく地球の物語。しんみり。
色彩豊かな印象の物語でした。
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太陽が膨張し、重力環境の大きく変化した地球。動物のほとんどが死滅し、代わりに植物達が栄華を極める世界。そしてそこで原始的な樹上生活を起こる矮小な人間。
本著はそんな独特の世界観の中で展開されていきます。
圧倒的とも言うべき植物の力強さついてが緻密に書かれた物語で、進化の多様性を含んだ描写には圧倒されるばかりです。
ただ設定としては悪くないのですが、大人たちの物語上の意義とかアミガサダケが言うほど知性的でなかったりとか。そういう物語の構造的部分が気にもなったり。特に大人たちの部分と鳥人についてはほとんどまるっと抜いても物語として成立するあたりがなんとも。
主人公にも共感を抱けませんでしたし、最後の結末もあまり腑に落ちていなかったり。
話としてのギミックは面白い反面、物語性は稀薄です。
ある意味、ドキュメンタリーに近いかもしれません。
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圧倒的創造力。
宮崎駿の世界をさらに進めたような混沌。
有り得ないように見えて説得力のある世界。
いたる箇所に着想が秘めていて,未知の領域に手を伸ばしたくなる。
物語を楽しむというよりは世界感を楽しむという類の作品だと感じた。
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年老いた太陽に片面を向けて巡る植物の王国、になった遠い遠い未来の地球を舞台にしたSF長編。
舞台の地球にはもう文明と呼べる文明がないので大部分はあんまりSFムードじゃないけど、緻密な舞台構築と宇宙にまで関わるギミック・ストーリーはやっぱり名作SFのそれです。
この本の売りはとにかく異質かつ迫力ある舞台・世界観の構築っぷり。現代の地球からじゃ想像もつかない生物ひしめく世界が凄まじいスケールで目の前に広がります。「世界観に圧倒される」って言うのかな。
ただし人間にとってはそれはもう過酷な世界なので読んでて怖いです。超怖いです。上手いだけに生々しさが怖すぎます。ゆったりのんびり穏やかな話を期待してタイトル買いしたんですがあわやトラウマです((
そんなこんなで好みの雰囲気とかけ離れてたのと、翻訳ものとしてもやや読みづらい文章+誤植の多さがちょっと気になったので星4つ。
でも、この路線が平気な人にはもう熱烈お勧めです。名作だよ!
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植物に支配された世界で細々と生きる人間たちの物語。
出てくる植物の名前が面白く翻訳されていて、どんな姿か思い描くのが楽しい作業。
いろいろわりきって読む必要性はあるかな・・
読みやすくはないですが、奥深い物語です。
何より表紙がすきなんだ((
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自分がいくら想像を巡らせたところでこの作者には到底敵わない。頭で全力で想像しながら読んだのでかなり疲れた。途中若干盛り下がったが最後の展開はすごかった。頑張って読む価値はある。
「時わたりは完全に知性の没却を必要とする。過去と現在と未来の認識をなくすには、無知に徹しなければならない。」 なるほどと思った。
カバーイラストが大好き。ずっと見ていても飽きない。富安健一郎さん、要チェック!
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自分で想像できること以上の内容のSF小説だった。途中まではなんとかがんばって想像してついていこうとしたけど、いかにも訳しましたみたいな文の影響もあってとても疲れるので途中で想像するのをやめた。途中で読むの止めようかと思った。ただ、こんな世界の話を書けるっていうのはすごい。
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図書館より。
翻訳本であり、想像力を必要とするので少し読みにくく感じるかもしれませんが、そうであってもこの圧倒的な世界観は一読の価値があると思います。
次々と現れる肉食植物や、新たな進化を遂げた生物や人間の描写は、作者の想像力に感服する事必至です!
ヒューゴー賞
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一気に最後まで読ませ、読んだ後その独特な世界観の余韻にもっともっと浸りたいと感じる超毒級の傑作。
植物の王国と化した地球で、現実には存在しない植物達をあれこれイメージしながら読むだけでその世界観にどっぷりはまることができる。
ストレスで精神的なパワーがダウンしてきているときに読むと、その圧倒的な世界観により現実逃避ができ、なおかつ元気づけられるところもある。
しばらくしたら、再度読み直したい作品。
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ヒューゴー賞受賞
昔からヒューゴー賞等の受賞作品と私はあわない傾向が強い。このヒューゴー賞を一言で言えばファン投票結果である。対するネビュラ賞は作家投票結果である。
アルジャーノンに花束を(ダニエル・キイス、1960)、ファウンデーションシリーズ(アイザック・アシモフ、1966、1983)、神々自身(同、1973)、宇宙のランデヴー(アーサー・C・クラーク、1974)等ピッタリフィットもある。もっとも、アルジャーノンなんてのはネビュラとダブルクラウンなんだが。
逆に、リングワールド(ラリイ・ニーヴン、1971)、ハイペリオン(ダン・シモンズ、1990)等は、この地球の長い午後(ブライアン・W・オールディズ、1962)イマイチだった。
この辺は好みの世界だから、何とも言えないけれど、実は「ハリーポッターと炎のゴブレット」
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完全に、自分の想像力の外側の世界だった。
しかしまぁ、設定のみですね、面白かったのは。キャラクターに愛着がわかないのが、面白くなかった原因。せっかくの壮大な設定(鳥人間)が、後半で登場するけどまったく生かされてなかったり、動物はもうこれだけしかいない。と地の文で断言しておいて、小動物がちらほら出てきたり。気のせいか?読み間違いじゃないと思うけど、途中で飽きてたので、読みなおして確認する気にもなれず。
もし誰かがうまく漫画にしてくれたら、面白くなりそうな気がする。