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夜の翼 みんなのレビュー

文庫 第3回星雲賞 海外長編部門 受賞作品

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みんなのレビュー14件

みんなの評価3.9

評価内訳

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  • 星 4 (7件)
  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
14 件中 1 件~ 14 件を表示

紙の本

翼は夜にそっと

2002/07/26 21:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あさの - この投稿者のレビュー一覧を見る

少女の頃、長いことSFをよみあさっていた。
バローズやらローガンやら。
いつも、ヒーローは強く、そして科学は真実を知っていた。

この小説に出会ったのは、そんなものをあらかた読みあさってしまった後だった。
『夜の翼』
聞いた瞬間、なにを思うだろう。
夜にしかひらかない翼。

その翼を持つ翔人。
どれだけ儚い翼かわかりますか?夜にしか、開かないんですよ?
彼女はその翼ゆえに、昼間はよろよろと歩きながら、長い旅を続けます。
さまざまなキャラクターが、夜の翼を持つ彼女の周りでひたすらに旅を続けます。
でもその『儚さ』は、じつはどんなヒーローよりも、強く、優しかったのです。
もし心震わせるファンタジーに出会いたいなら、ぜひ一度この本を手にとってくださいますように。おそらく、ストーリーそのものが頭の中から消えてしまっても、おそらく何年たとうとも、『夜の翼』を持つ翔人のことは、永遠に頭に残るでしょう。それはすなわち、この作品の世界が、どこにも消えず、そこにあるということなのです。

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紙の本

ファンタジーのようですが…

2003/10/12 20:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kokusuda - この投稿者のレビュー一覧を見る

多作で知られるシルヴァーバーグ氏の作品で、
かなり以前の名作です。
題名からするとファンタジーのようですが、
叙情的でありながら異世界や登場人物たちの感情が
痛いほど感じられます。

胡蝶のように精妙な翼をはばたかせて〈翔人〉が空を飛び、
〈監視者〉は超感覚の増幅装置を手押車に載せて旅をする。
〈支配者〉には〈中性人間〉がかしずき、
〈記憶者〉はあらゆる事象を保存する…
このあまりにも異形な世界こそ、数万年の時の果に
みずからの犯した罪によって外敵の侵入におびえつづける、
滅びゆく地球の姿だった。
そして、一生を侵略者の見張りに捧げた老〈監視者〉が、
〈翔人〉の娘、〈変形人間〉らとともに
古都ロウムへさしかかったとき、
すべては破滅へと向けて猛然と回転を始めるのだった。
ヒューゴー賞、アポロ賞両賞受賞に輝く幻想SFの名作!
(初版カバー解説より)

1968年から69年に発表した短編3作を
まとめて長編にした作品です。
ちなみに「夜の翼」「〈記憶者〉とともに」
「ジョルスレムへの道」が題名です。
数万年の未来ですが地球です。
全ての地名や歴史に聞き覚えがあるのですが、
地形などとともに微妙に変化しています。
東西の宗教や政治理念、神話や民話なども
うまくアレンジして取り込んでいます。
この辺の異世界(異社会?)の作り方は
さすがにシルヴァーバーグ氏ですね。
秀逸です。

この作品を再読して「マトリックス」を
思い出しました。
いえ、内容ではなく3作セットで
それぞれにテーマがあるところなんかや
微妙な退廃感がです。
「マトリックス」はキアヌ・リーブスに言わせれば
「誕生」「人生」「死」だそうです。
この作品にあえてテーマをつけるなら
「崩壊」「贖罪」「浄化」でしょうか?

多作で知られるシルヴァーバーグ氏は
小説工場と言われていました。
なんと年間60冊近く本を出していたこともあります。
伝説も数多く聞かれますね。
作家がスランプになった話はたまに聞きますが、
彼がスランプは無いのか?と、聞かれて
「めったに無いが、15分だけ書けなくなったことがある」
と、答えたそうです。

彼の作品は傑作も多いんですが、
勢いで書いたような難のある作品も多いです(笑
しかし、この作品はお奨めです。

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2010/10/26 02:41

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2011/10/27 22:44

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