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紙の本

西ヨーロッパの海上権力の闘争の歴史を概括

2005/09/18 20:29

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 そもそもは、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読んで、秋山真之に興味をもち、島田謹二の「アメリカにおける秋山真之」を読み、そこからマハンの「海軍戦略」と読み継いできたことに始まる。「海軍戦略」のあとに本書を読みたいと思っていたが、その間30年以上経過してしまった。ついにここまで読み進んできたかと、感無量でもある。
 海上権力とはたんなる海軍力ではない。海運と貿易を含めた通商力である。海軍基地および貿易対象としての植民地経営も、含まれるようだ。そういう意味では、視野が広く、たんなる戦術論ではない。17世紀から19世紀にかけての、帆船時代における、英仏蘭西を中心とした、西ヨーロッパの海上権力の闘争の歴史を、概括している。技術の進歩にともない変わるものと、時代を通して人間の行動としては変わらないものがある。社会科学とは、歴史を学ぶことによって、変わらぬ原理や法則を抽出するものであろう。軍事学も社会学の一分野として、戦史を学び、共通の法則性を見い出すことが、研究の原則である。内燃機関による推進力で航行する船舶の時代となっても、帆船の戦史から学べることがあり、学ぶことが必要と、著者は強調している。海上権力の適切な運用により、英国が世界中に植民地を獲得し、大英帝国を築いた理由と過程は、理解できた。
 軍人および軍事研究家には、必須の参考書として、学べることが多いのであろう。特に海軍においては、世界中で教科書としてつかわれているとのこと。しかし、軍人でもなく軍事学の研究者でもない者にとっては、帆船の戦史は古臭い、と感じる。海軍戦略ほどの普遍性はない、と思われた。事例研究として、具体的な戦史を述べているのであるから、当然であろう。

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