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実在の人物、秋山徳蔵氏をモデルに書かれた小説。確かドラマにもなりました。若い頃の明石家さんまが脇役で出ていた覚えがあります。いつか読み直したいです。
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ぐいぐい引き込まれて一気に読んでしまった。
なんの伝手もなく福井から出て来た青年の、シンデレラストーリー。
実際、努力もあるけどいろんなチャンスに恵まれた人だと思った。
戦前、戦中、戦後と移り変わる中で、洋食や料理人の地位が
大きく変わっていく。
つい100年前の日本てまるで別世界。
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自分勝手ではあるが,その自分を貫くことが首尾一貫して見事.親と兄に恵まれたことも大きいが,才能と努力も確かにあり,宮中での彼の存在は稀有なものであったことがよくわかる.とても面白かった.どのあたりまで秋山徳蔵氏の実際とかぶるのかも興味のあるところだ.
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明治から昭和にかけて、天皇のコック長として料理に人生をかけた男の伝記小説。いわゆるサクセスストーリーなのだけれど、本当に努力と苦労をしてる人のそれは、嫌味がない。文体も軽妙で読みやすく、面白かった。
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『鬼滅の刃』と同じ時代背景(笑
鬼狩りたちが奮闘中、篤蔵は料理に打ち込んでいたわけね。
ドラマで堺正章版は2回ほど見ていたものの、佐藤健版を初めて見て内容の違いに驚き、「どちらが原作に近いんだろう」と疑問に思って遅まきながら原作を読む。
マチャアキ版が好きではあるが、原作に近いのは後者のほう。
そしてマチャアキ版でどうも納得できなかった、篤蔵にカツレツを食べさせた軍人の扱い。これは原作にはなかった。何せ女と駆け落ちして追い詰められて拳銃自殺だ。
しかもその女はのちに共産主義者と愛し合うという、主筋にいらんストーリーだなぁと昔から不思議だった。
ドラマを見ていた当時は知らなかったが、ネット時代でもはやT●Sが反日放送局ということが明白になったので納得。
なるほど、軍人を辱め、共産主義者は被害者という印象操作をドラマにも盛り込んでおったのか。
話はずれたが、明治、大正、昭和初期の飲食事情にもページが割かれており、やはり料理や飲食好きの人も面白く読めるだろう。