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Dainさんのブログで高評価だったと記憶していたこともあり、ずっと探し続けていたのがアマゾンの古書でようやく手に入ったのが少し前の話。相当期待してしまったのがアダとなったのか、私的には評価が低い。
弟の身元を確保するために金を稼ぐという動機はともかくとして、自ら強盗に手を染めてまで実行資金を捻出するところなどはどう考えてもリスクが高すぎて、書中に描かれているように主人公が頭の切れる人間とは思えない。また、時代設定が古いので感情移入がしにくいのかもしれない。
最後の部分などは「SP」のエピソード2でいうところの株売買にあたるのかな、などと考えた。いろんな意味で後世に伝わった影響が大きい作品なのかもしれない。
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ぎっしり中身のつまったエンタテイメント。
最後の一行まであんこのつまったタイ焼き状態。
それでも1970年代っぽい、ちょっと劣化したフィルムの映画みたいな味がすばらしい!
船の上でマネキン人形とパーティをし、敵の目をあざむくとかさ。
時間を忘れ、一気に読んでしまった。
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まさかこんな形で身代金を要求するとは…というのが何よりのポイントだが、緻密な犯行計画、犯人の人間関係、ニューヨークの街を舞台にした逃走劇などなど、ほかにも楽しめるところも盛りだくさん。一級の娯楽小説であった。
惜しむらくは、高層ビルという舞台がさほど生かせていなかったことぐらいか。
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身代金の受け取り方のとこで、どうして警察がその場所を押さえなかったのかがよく分からなかった…(^_^;A
最後のシーンの後、どうなるんでしょう?
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ターゲットは世界一安全とうたう100階建て超高級ビル。
届いた一通の脅迫状。
いたずらか本気か、ひとりか複数か、金かテロリストか異常者か。
街の中に犯罪がはびこっていたころのNYを背景に、じわりじわり着実に実行に移されてゆく計画。
極秘裏の警備、進まぬ調査。
ベトナム帰りの知識と経験と頭脳。
その一挙手一投足に、ワクワク、引き込まれる。
最後まで目が離せない。
前に読んでからずいぶん経つけれど、やっぱりおもしろかった!満足。
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おしゃれで爽快、センスの良い都会派犯罪小説。世界で最も安全と謳う高級マンションを人質に400万ドルを要求する。その要求に慌てる警察。奇想天外な要求と、その受取方法にドキドキする。主役は犯人。ラストまで気持ちよくわくわくしっ放し。
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古い小説だが、全く古さを感じさせなかった。スマホやGPSがないからこそのアナログの捜査や、騙して騙されの手に汗握る展開も面白かった。何より主人公の賢さに脱帽。
犯人が捕まらない様に祈るような結末。
スカッとした。
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ベトナム帰還兵の大学生、トニオが弟を助ける為に必要な400万ドルを得るため計画したニューヨークの超高級マンション爆破計画。2年にわたる緻密な計画はオーナーや支配人、警察たちにジワジワと焦りと恐怖、絶望の種を植え付ける。そして最大の難関、身代金の受け渡し方法が、考える方と実行する方、両者ともに斬新極まりなかった!最後の最後、ついに捕まってしまうのか!?とヒヤヒヤさせられるが、幾重にも張られた安全策で躱していく用意周到さ。何度もシビれされてくれた。