紙の本
ストーリーは早くも怒涛の展開
2001/09/17 17:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:神楽坂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物一覧表が載っているが、すでに数多くのキャラクターが登場してきている。本シリーズの主要メンバーが揃った感じだ。ストーリーは早くも怒涛の展開を見せるが、思いがけないラストには戸惑った。作者自身も後に語っているが、この先どうやって続けるのか、ずいぶん厳しい選択をしたものである。
ところで、恒星間戦争にワープは欠かせない。どこへでも瞬間移動できるという設定は、エピソードを制限してしまう危険を伴うが、作者は、安全に航行可能な「回廊」という概念をつくって、うまくそれを回避した。銀河帝国と自由惑星同盟を結ぶイゼルローン回廊が、この第2巻でもドラマを生む。
投稿元:
レビューを見る
同盟戦において多大な功績を上げたラインハルトはついて帝国簒奪に向けての第一歩を踏み出す。だが、ヤンのいる同盟はクーデターによって何も動く事ができなかった。黄金樹が倒れた時、獅子は何を失ったのか?急展開の第二巻です。
投稿元:
レビューを見る
内乱〜クーデター〜さらば遠き日。ユリシーズが哨戒行動中に不運に見舞われる巻…ではなく、帝国/同盟両国が大きく揺れ動く怒濤の巻。終盤には序盤の大きな山とも言える名場面が待っています。「宇宙を手にお入れください」
投稿元:
レビューを見る
この巻では、帝国と同盟の内乱が交互に描かれていたが、その戦略などの面白さよりも、ラインハルトとキルヒアイスの音のない衝突が一番心に残るものだった。ラインハルトの行動にキルヒアイスが批判して衝突したことや、その後のラインハルトの決断のミスによってキルヒアイスを失うことになってしまった事の描写が読んでいる中で苦痛にすら思えた。その苦しさから解放させたものが、戦略面の面白さであったことに気付いて、自分って結構残酷な奴なんだなぁと感じた。その心理を一番感じているのが、この物語の中のヤン・ウェンリーというキャラクタなのだろう。
投稿元:
レビューを見る
非公式正誤表あります(登録 1 件)
http://public-errata.appspot.com/errata/book/4-19-152790-8/
投稿元:
レビューを見る
プロローグとして,歴史背景+キャラ紹介の一巻と比べ,一気に物語が進み始めた.
今巻は,互いに内戦のお話.
一方は多くのものを得,掛け替えのないものを失う.もう一方は味方と敵を増やすことに.
衝撃の結末に少し悲しくなりました.
投稿元:
レビューを見る
銀英伝2巻。
「黎明」の名の通り序章である1巻と打って変わって、激動の2巻。
ラインハルトの裏で糸引く同盟軍側の「賊軍」に、それを勘で当てるヤン。
そして、まさかラストで主要人物キルヒアイスの死。
衝撃のラストだった。
投稿元:
レビューを見る
帝国・同盟の両陣営の国で内乱発生! 日本もシベリア抑留の捕虜が帰ってきてみたら共産党に洗脳されてたみたいな事あったし、捕虜に反乱を企てさせるような事はよくあるのかな?日本は反乱起きなかったけど、当時の学生運動って反乱みたいなモノじゃないでしょうか?首相刺されたりしたし。
投稿元:
レビューを見る
言い古された気もするが、銀河英雄伝説の最大の良さ、長所は、単純な敵役がほとんどいないこと、あるいは敵役も人間臭さに満ち溢れていることだ。
2巻でもそういうのがある。人格的には小物っぷりを丸出しにしているブラウンシュバイクに、忠義一徹のアンスバッハが部下でいることだ。
実は、彼らにもラインハルトとキルヒアイスのような関係・繋がりがあったのではないか、なんて想像を逞しくしたくなる。
我ながら天邪鬼だと思うが、某君を死に追いやったアンスバッハにも惹かれるのだが、こういうのが本シリーズ読破の大きな楽しみの一つなのだ。
(目次)
第1章 嵐の前
第2章 発火点
第3章 ヤン艦隊出動
第4章 流血の宇宙(そら)
第5章 ドーリア星域の会戦
第6章 勇気と忠誠
第7章 誰(た)がための勝利
第8章 黄金樹(ゴールデンバウム)は倒れた
第9章 さらば、遠き日
投稿元:
レビューを見る
今回も「あ~こんな事もあったね~(^^)」と懐かしく思い出しながら読み進めて、キルヒアイスの死に涙(T-T)そして結構早い段階で亡くなっていたことに驚き!Σ(´□`;)アニメ、藤竜のコミック、原作と銀英伝三昧で嬉しいけれど、少しゴッチャになってきている(^^;)
投稿元:
レビューを見る
数千光年に及ぶ宇宙空間の物語なのに、A地点とB地点で同時性が確保されている。これは、相対性理論に合わないから、ニュートン物理学しかない世界なのかと思ったら、「アルテミスの首飾り」撃破では相対性理論が使われている。なんだかよく分からない。一番納得できるのは、三国志を宇宙戦争に例えて、比喩的に表現している、と言うものだ。物語上の「地球」は、人類発祥の地アフリカである。
投稿元:
レビューを見る
ナニがソレしたのでラインハルト様はヤン・ウェンリーと因縁深すぎるをっさんをけしかけ、自身は精鋭を率ゐて門閥貴族をボコりに行く。
ハードウェアに頼るやつは馬鹿といふのをスペオペでやるとはいかしてますな。
投稿元:
レビューを見る
幸いなことに事前に全く内容を知らずネタバレに触れないまま読んだので
キルヒアイスの運命とそこに至るまでの展開には泣いた。
ラインハルトの後悔を思うと同情を禁じえない。