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グルネイ・マルタン氏の娘ジューメーヌの婚約者ジャック・ド・シャルムラース。3年間の行方不明後の帰還。3年前のルパンによるマルタン邸の盗難。難を逃れた王冠に再び予告状が・・・。マルタン邸を訪れたシャレロ親子。マルタン邸で起きる細かい盗難事件。パリの邸宅で盗まれた美術品。消えた女中ヴィクトワール。ジューメーヌの女中ソニアの過去。
1997年9月25日購入
1997年10月9日読了
2002年5月25日再読
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劇作を小説にしたものとのこと。
第三作で、すでに劇作があったとのこと。
痛快活劇。ルパンがルパンらしく大胆不敵なところがいい。
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これ、多分、私が中学生の頃に読んだら、かなり面白かったのではないだろうか?
連続活劇とも云うべき場面転換の巧みさは、ここ最近読んだリュパン物の中では随一。原題を『アルセーヌ・リュパン』のみで打ち出していることからも、モーリス・ルブランの本作に対する自信の程が窺える。
ただ、やっぱり物語の構成は他の傑作及び凡作と変わらないのが惜しい。
つまり「公爵」=「リュパン」はあまりにも見え見えで、あそこまで引っ張る意味が無かった。
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過去十年にわたってフランス警察を手こずらせてきた怪盗リュパンは、いまや一種の国民的英雄の観さえ呈するにいたった。
この間、シャーロック・ホームズも名刑事ガニマールも、ことごとくリュパンの前に敗北を喫している。
そのリュパンが、今度はシャルムラース公爵の居城にある貴重な古美術品を頂戴するとの警告状を発した。
大胆不敵なリュパンの挑戦にたいし、フランス警察は、その面目にかけても彼を事前に逮捕しようと緊張する。
痛快無類のリュパン・シリーズの特色をこの一作に盛りあわせた会心作!
解説 中島河太郎
ドラマを小説化したもの
ルブランとフランシス・ド・クロワセットの合作した四幕物をルブランとエドガア・ジェプソンが合作して英文の小説として刊行