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トカゲの話かと思ったら、自転車の話でした。
でもそれは、トカゲはしっぽを、男の子は自転車を大切にしていて、誰かが何かを大切にしていて、それを失ったときの物悲しさを描いているように私は感じました。
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自転車を盗まれてしまった少年。
その少年の途方にくれる気持ちを見事にあらわした絵本。少年のくやしいようなせつないような気持ちがとてもよく伝わってきました。
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自転車を無くした男の子と尻尾を無くしたトカゲ。
家に帰って、自転車をなくしたことを言うが
お母さんにはきっぱりと言われる。
「物をなくしたからって、すぐに新しい物を買ってもらえると思ったら、大まちがいよ。」
お母さんは、それきり自転車の話はしなかった。
私が「ボク」だったら、無くしたとは言わないな~
盗まれた!と言うな~
まぁ、不注意なのは不注意なんだけど
無くしたとは言いがたいと思うんだもん。
でも彼は、自転車のない状態をつまらないと思いつつも
親にわがまま言ったりしない。
ただ、腹立ち紛れにトカゲに石をなげて尻尾をちぎらせる。
それをみて、自分とオーバーラップさせるわけだ。
最後の終わり方がいいね。
「ボク」は今の子と比べて、大人だな。と思った。
絵もなんだかノスタルジーな画風で、子供の夏の放課後という感じで雰囲気ある絵です。
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カギを掛け忘れ、自転車を失くした少年の何とも言えない話。失くしたからと言って、すぐに買ってもらえるわけではない。友だちと自転車で遊びに行けなくなって、草原でトカゲに出会う。投げた石がトカゲに当たり、しっぽを失くしてしまう。やがて自転車は見つかる。偶然あのトカゲを見かけると、しっぽが再生されていた。少年がトカゲに声をかける〜〜〜