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紙の本

トレヴェリアン流詩的英国史

2003/09/08 12:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ガブリ - この投稿者のレビュー一覧を見る

18世紀のイタリア北部小村と英国にどうような繋がりがあったかという「ヴァルド派の谷へ」という本を読んだら無性にトレヴェリアンのイギリス史を読み返したくなってきた。
トレヴェリアンは20世紀前半の歴史家で、「イギリス史」は1926年の出版である。歴史書としては古いのだが何度も読み返してしまうほどに面白い。トレヴェリアン節ともいえる語り口と歴史への想像をさらに広げさせられるような文章が何とも心地よいのだ。
このような文学的歴史書ってこの頃の主流だったのかな?と調べてみたんだけどどうもそうでもないらしい。ただ格調高く美しい文章というのが高く評価されていた時代ではあったようだ。
「指輪物語」のトールキンの文章に似た雰囲気があるようにも感じる。
架空の歴史と実在の歴史、ケンブリッジの言語学者とオックスフォードの歴史学者という違いはあるが歴史に対する姿勢のあり方が似ているようにも思える。
年表、グラフ付きではないので読みにくいところもあるけれど、そういう歴史書はたくさんあるので(今はその方が多いかも)それらを参考書にしながらトレヴェリアン流イギリス史というファンタジーに浸るのも面白いのではないだろうか。

「われわれすべてに歴史が訴えるものは、つまるところ、詩的なものである。しかし歴史の詩は、自由自在に馳せ廻る想像力から構成されているものではなく、事実を追求し、事実にしがみついている想像力から構成されている。歴史家を駆り立てて『歓楽を軽蔑し、艱苦の日々を送らせる』ものは、われわれが過去と称する神秘の国において遠い昔現実に起こったことを知ろうとする歴史家自身の燃えるような好奇心である」。
トレヴェリアン

第一巻目次
第一編 諸民族の融合/最古の時代からノルマン征服まで
序章
第一章 最古の人々/イベリア人とケルト人
第二章 ローマ時代のブリタニア
第三章 北欧民族侵入
第四章 キリスト教の復興
第五章 北欧民族侵入の第二波/デイン人
第六章 サクソン/イングランドの生活
第七章 ヘイスティングスに至るまでのノルマン征服 1042−1066
第八章 ノルマン征服の終了とノルマン的諸制度の確立 1066−1135

第二編 国民の形成/ノルマン征服から宗教改革まで
序章
第一章 スティーブン時代の無政府状態と王権の回復
第二章 ヘンリー二世と法
第三章 十字軍/マグナ・カルタ
第四章 中世の団体意識
第五章 ケルト人とサクソン人/島嶼帝国完成の試み
第六章 百年戦争
第七章 黒死病とその後
第八章 エドワード三世からヘンリー六世までの議会の発達

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