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ファンタジー系の物語かと勘違いし、食わず嫌いで長い間放置。
読み始めたら、意外とすんなり読了。
単純な復讐譚でもなし、英雄の冒険譚でもなし。
良い意味で予想をことごとく裏切られた。
古めかしい文体に関しては、読んでいてそれほど苦にならなかった。
『神話』を描写するための『装置』として好ましく感じられた。
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ゼラズニィだし、つまらないわけがない。が、如何せん訳が。。。古臭い?というか訳者のセンスと合わないだけか。またまた神話です。
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久しぶりの再読。
初めて読んだのは高校生の時だった。
池さんの訳文はいつ読んでもリズムがあって豊潤で馥郁としていて素晴らしい。
これ、ゼラズニイにしては単純でわかりやすいファンタジーなのでお気に入り。
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魔法世界と科学世界の間のチェンジリング=取り替え子の
物語。マジックとサイエンスというゼラズニイお得意の
舞台設定だが、お話自体は珍しく真っ直ぐなファンタジー。
復讐・宝探し・三角関係と題材もごく普通。至る所に
ゼラズニイらしさはあるのだが、特筆するほどの点はない
ように思える。
やはりこの本の主役は普通の文庫本ではありえないほど多く
収録されたエステバン・マロートのイラスト、ということに
なるのだろう。ノアがやたらと色っぽい(笑)。
それにしても、同じような境遇に置かれたマークとポルの
生涯を左右し、二人の運命を真逆に置いたのはいったい何
だったのだろう⋯。