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老司書が稀覯本ベイ版詩篇を手にした死体となって発見される。
門外不出は彼が一番知っているはずだ。
親友で、教授のクリフは、彼がベイ版詩篇を贋作ではないかと疑ったのではないかと考え調査を始める。
しかし、そこには政治に絡む陰謀が……
と言った具合。
なかなか面白かった。
ちょっとライトだけど、それだけに、娯楽映画のようにスピード感をもって読むことができる。
キャラクターもいいけど、敵役の方がちょっと掘り下げが足りないかな。
司書の一人が日本人なんだけど、ちょい役ではなく、けっこう重要な役。
空手が得意らしいけど、最後にやってたの関節技だったよな(笑)
海外のミステリは稀覯本をネタにしてるのが多いし、『古書店めぐりは夫婦で』を読んでも分かるけど、
日本と向うじゃ古本の位置がなんか違うんだよね。
軽めと書いたけど、古書の蘊蓄とか、フォントの話とか、その手の人種には楽しめること間違いなし。
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主人公は典型的なアメリカンヒーロー。
白人、美男子、学者、裕福…かわいらしい話です。アメリカ探偵作家クラブ最優秀新人賞受賞作。
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殺された図書館員の横には時価30万ドルの稀覯本があった。なぜ?書誌学者のクリフは事件を調べるうちに予想外の陰謀に巻き込まれていく。陰謀には立ち向かわないといけない。クリフは闘います。男ですねえ。ワクワクしながら一気に読めます。稀覯本の話も興味深く、話が軽くて面白いです。MWA新人賞受賞作
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ミステリーとしたら軽めだが、面白かった。特に元大学教授の素人探偵クリフと、学生のモナのウィットに富んだ会話が生き生きしていて楽しかった。善人と悪人がきっちり分かれていて読んでいてストレスを感じなかった。大いなる助手に日本人も出ている。