紙の本
読みながら「ちえーい」とか「ちぇすとー」とか叫んでしまわないように
2020/10/31 23:34
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投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
流祖たる東郷重位を扱った表題作を始め、
示現流に関する作品ばかりを5本収めた、
示現流作品集とでも呼ぶべき一冊です。
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薩摩藩御流儀示現流・・・江戸から明治初期にかけての実戦最強の剣術ではないでしょうか。
今年1月に鹿児島へ行った際に、今も現役の稽古場として残っている示現流道場に伺いました(実は2回目なのですが・・・)。
実際の稽古を見て、併設の資料館で勉強して、そこに紹介してあったのが本書です。
三間を一息二歩半で踏み込む速さ、一撃必殺の強い打ち込み・・・峻烈な剣術の達人たちの軌跡が骨太に活写されています。
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感想を書こうとして驚きました。5年前の同時期に同じ様な理由で再読してますね。すっかり忘れてたけど。。。
ただ、今度の方が少し印象は良かったようで、星3つ。理由はやはり剣戟シーンの迫力ですね。もともと、示現流というのが「受け」の型の無い、攻撃、それも技巧ではなく太刀行きの早さ一本で勝負する実践剣法。それを自ら有段者である津本さんが語るのですから妙に迫力があります。もっとも、それしかないよね、と言ってしまえばそれだけなのですが。
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01-31〜2001/06/05〜☆☆
津本陽が時代劇に進んできて、最初の数編は続けざまに面白く読んだ記憶がある。以後、どうもこの人の題のつけ方と波長が合うのか、書店で見つけるとついつい手を出してしまう。しかし、買ってはは見たもののどの作品にも失望させられ続けている。
久しぶりに初期の作品でも読んでみようかと本棚で見つけたのがこの作品。津本陽の本領であった剣豪小説の一種で、まあまあ読ませてもらえた。でも、それだけの作品でした。