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0116-0124
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アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには?自らの体験に則し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書。
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途中、『これは具体的なハウツー本?』とも危惧しましたが、その部分は一過性のものでした。
明日からアイデアの創出・発展・整理の仕方を少し変えてみよう、と思わされます。
学生の内に読んでおきたい1冊。
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「若いうちに読んでおけばよかったと思える」というPOP広告にのせられて衝動買いした。長時間こだわって考え続けるよりも、適度に運動するなど他からの刺激を受けるほうが効率よく問題解決できるそうだ。確かに運動した方が頭の血の巡りが良くなって不老物が流れていきそうだ。
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情報の整理、収集、そこからの発想のプロセスについて論じられている。書かれているのは1980年代だが、タグ付け、ノートにまとめるなど整理方法はwebの発展した今とほぼ同じ。本質を書いているともいえるし、そろそろ新しい方法が出てくるようにも思わされる。
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20年以上経つが、考えが全く古びていない。今も十分に通用する考え方。最近の本を読んでもこの本のエッセンスと共通する点が多く見受けられる。”グライダー型人間でなく、飛行機人間になる”
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ことわざが古くからの思考の整理法であるとか、文章に慣性の法則をあてはめるとことか、独特なモノの考え方に関心します。
自分が普段感じていることと一致する部分もあり、
面白く読める一冊でした。
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やたらと広告されているので読んでみたが、おもったほどではなかった。
万人向けではない意見が多く、何か理想論を唱えているように感じてしまった。
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2008.2
まず書かれたのが20年前というのに驚いた。ノートの整理方法、施行の朝方(朝抜きは微妙だけど)、音読の進めなどすぐに実践可能な身近なスタイルが今も全然古びていない。
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20年以上も前に刊行された本。
今読むからこそ、価値があるのだと思います。
グライダー型人間、飛行機型人間の考え方は興味深かったです。
僕はきっとグライダー型人間なんだろうな。
できれば、卒論を書く前に出逢いたかったです。
それぐらいに文章を書くにあたって参考になる本でした。
アイデアを寝かせて、残ったものが本物だという考え方はすごい。
見つめる鍋は煮えない。その通りだと思います。
社会人になったら、またお世話になることがありそうです。
今度は電車の中じゃなく、ゆっくり時間のある時に読んでみたいです。
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この本、最近、うちがとっている新聞に大きな広告が出ていました。
最近ふたたび脚光を浴びていますが、20年以上前の本であることに驚きです。ぼくも記録によると2001年に読んだらしいです。
さて、この本では研究者を志す者にとっては、至極当然のことを指摘しているに過ぎないのですが、各章4・5ページで読みやすく、途中でやめて日をおいても再び手にとることができることが特徴です。
もう、既に研究的生活をしている人にとっては、「もう、いいかな〜。」って本ですが、学生には良い本かもしれません。
ただ、この本を読んだからといって、研究的生活で生計を立てることができるわけではありません。
あしからず。
ていうか、生計を立てずとも、趣味として研究的生活を送ることができるということは、すごく幸せなことと思います。
あと、文庫版の裏表紙に「考えることの楽しさを満喫させてくれる本」と書いてありますが、少なくとも、自分の頭を使わないと満喫できませんよ(*´・д・)(・д・`*)ネー 。(2008.03.06)
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天神のジュンク堂書店でふと目についた本。「”もっと若い時に読んでいれば、”そう思わずにはいられませんでした。」との帯につられて買ってしまった。
もう20年も前の本だけど、これがなかなか面白い。特に心に引っかかったのは、「思考の醗酵」、「セレンディピティ」、「情報の整”メタ”化」の3点かなあ。要約すると次のような話しである。
〔思考の醗酵〕
気になる素材を集めてみてもそれだけではどうにもならない。これにちょっとしたアイディア•ヒントになるものが必要であり、それはテーマとは異質のもの、例えば新聞、雑誌、TV、他の本、他人との雑談などからふとしたことで得られることが多い。これが酵素であり、「素材」と「酵素」を寝かせて醗酵させることにより、よいもの(例えば論文とか)ができるというもの(すぐに醗酵するのではなく、それなりの時間寝かせることが大事)。ふむふむ。そういうものかもしれない。今度から「素材」と「酵素」を意識してメモしよう。
〔セレンディピティ〕
本来の目的とは異なり、偶然から生まれる発明•発見のことを「セレンディピティ」という。例えば考えごとをしていて、テーマができても、こればかり考え続けるのは良くない。しばらく寝かせることにより、これまで見えなかった周辺部の予期しなかった問題が飛び込んでくる。たまには脱線も悪くないのであるというもの。「セレンディピティ」、なんか良い響きのことばである。
〔情報の”メタ”化〕
最後は情報の整理方法。何か考えついたら、これを寝かせておかねばならないが、頭の片隅に押しやるだけでは消えてしまう。消してしまわないためには記録しておかなければならない。手帳に書き留めておくのである。この手帳はいつでもどこでも書き込めるように手もとに置いておく。ここまでは誰でもしているが、ポイントはここからである。手帳の中でひと眠りしたアイディアで、まだ脈のあるものを別のノートに移すのである。これには1テーマ1ページを使う。関連のある雑誌や新聞の切り抜きがあったら一緒に貼っておく。このノートを見ながら文章や論文を書いたり、講演やスピーチのネタにするのである。
さらにスゴいのはこのノートでさらに発展しそうな思考、アイディアがある場合はまた別のノートに移すのである。これを著者はメタ・ノートと呼んでいる。1テーマに2ページを使う。このノートとメタ・ノートに著者の思考のすべてがあるというわけである。まさしく情報の”メタ”化である。
「思考を整理する」と良く言うが、実際にはただぼ〜っと考えているだけで、全然整理されていない。そう思っていたところにこの本である。なるほどと思った。最近は、インターネットですぐに情報は手に入るが、やはりその情報も自分の思考で整理していないと、ただの薄っぺらいものにしかならない。自分でも手帳は細めにつけているが、それがあんまり活用されていない。よし、「ノート&メタ・ノート」。是非ともチャレンジしてみよう。
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「もっと早く出会っていれば…」って帯に書いてあるけど、まさにそう思う。
頭を整理するつもりで。
一読の価値あり。
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「思考によって生み出されたアイディアを、いかに整理(昇華)するか」について書かれた本。1986年に出版されて以来今なお読み継がれている名著だけあって、 思考の整理法について有益なアドバイスが多く述べられていた。特に、「忘れる」「寝かせる」は、思考を整理する上でのポイント。
書評:http://d.hatena.ne.jp/gantyan821/20080406/1207491863
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自分は大学生でいま大学の行っている読書マラソンっていうのに参加してて、最近はけっこう本を読む機会が、増えてきたのだけれど、この本を読んで気づいたのが、最近は“読む”ことに熱中してて“読んで吸収する”ことをしていなかったということだ。
別に全然頭に入ってないわけじゃないけど、なんだか目的が読むことになってた。
この本を読んで、本当の意味での読書することに気付かされた。もちろん題名通り思考の整理の仕方もちゃんと載ってる。
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「ふむふむ、あ〜なるほど」と
思いながら読む本。
日々、なにも分からずやっていることに気付きます。
グライダーでなく、飛行機みたいな自立した人間になりたい。(小笠原)
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今までにたくさん世の中を騒がせてきた整理系書籍の元祖ともいえるエッセンスを含んでいるからではないかと思うのです。全220ページほどでそれほど分厚くなく、また細かく章立てされているので、短い時間でもさっと読み進むことができるのはありがたいことです。
この作品の中で紹介されるアイデアを発想する方法や考えをまとめる方法、さらには自分のオリジナリティーが既存のものとどのようなポイントで近いものであるから価値があると主張するのか、などなどの整理方法をおもに論文の書き方や説得力の持たせ方という形で紹介されています。だからといって学生や学者にだけ有用かといえばそんなことはないわけです。
個人的に印象に残った下記の文章は、誰にでも使えるような「考える」というアクションに関係していることだと思います。専門用語を用いている箇所もあるので、若干読み進めるスピードがおそくなるところもあるでしょうが、1つの言葉を覚えておいてそこから芋づる式に本の内容を引っ張りだせるようになれば、脳みその中にある雑多な情報を「ふるいにかける」ができて、引き出しもスムーズに開け閉めできるようになるのならば、そうした専門用語に親しむのも一興かもしれません。
自分が実践していたこともありましたので驚くポイントはさほどなかったものの、「考える」という行為をより効果的にしていくために必要なエッセンスが1冊の本にまとまっているという点で、参照する機会の多い本といえるかもしれません。この本が出版されたのは1986年ですからコンピューター時代の黎明期ともいえます。そんな状況下にあって、コンピューターにまねできない人間の独創性を信じるくだりを述べる終わり方は清々しさがのこる読後感です。