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紙の本
初学者必読
2004/08/30 00:03
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:但馬 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者曰、「法とは何か」の姉妹書である。「法とは何か」と本書の異同は、
1.法学について前著より深く論じていること
2.裁判の仕組みに紙面を大幅に費やしていること
3.生ける法に焦点を当てていることである。
このように、前著と違いかなり焦点を絞って論じられていて前著では物足りないと感じた部分を補完しているのである。つまり、前著と本書は上下巻の構成と考えてほしい。だから、法とは何かということを広く浅く知り、そしてもっと法について学びたいという知的欲求を持ったならば迷わず本書を手にとって読んでほしい。いわば、前著が法へのいざないであり、本書が法学へのいざないである。
本書で注目すべきは著者の法学へのいざないが著者自身の経験を通して、書かれているところである。欲を言えば、この著者自身の初学者だった頃の視点と現在の視点を常に対比させた形で論じられると、初学者がこれからどのように法を学んでいけばよいかをもっと経験則的に示せたのではないかと考える。
さて、本書が念頭している読者層はタイトルのとおり、これから新たに法を学ぶ人である。今から約20年前の1986年に本書は出版されたわけだが、未だに読む価値があると私は考える。何故なら法学に必要なエッセンスはもとより法を学ぶものの心得がこの分量の中に詰め込まれているからである。来年法学部に入学あるいは法科大学院へ入学を考えている人は入学前に、是非読んでほしい。本書があなたが法学に向いているかを判断する基準にもなるだろうし、きっと入学後に出会う講義が本書を読んだことで違ったものになるだろうから。そして機会があればそのたびごとにこの本を読み返すことをお勧めする。良き法律家として良き社会の隣人となるために。
紙の本
大変勉強になります
2013/12/29 14:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:シャーロックの弟子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
渡辺先生の本は「法とは何か 新版」に続いて読みましたが、この本も大変勉強になりました。
渡辺先生は法社会学の先生であったということで、法律について詳しく掘り下げるというよりは、法が経済などの様々な社会に与える影響・効果についての話が多かった印象がありま。また、「法とは何か 新版」とは違ってかなり前に書かれた本なので、当時は無かった裁判への一般市民の参加の必要性を説いていたりと若干、現在とのギャップはある本ですが、それでも十分参考になる本です。是非、読んでみてください。
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