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(間借りです)
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「古墳の謎」田辺昭三著、祥伝社、1972.11.10
p240 ¥630 (1978.03.07読了)(1978.02.24購入)
*本の表紙より*
飛鳥の高松塚古墳から極彩色の装飾壁画が発見されてから、ふたたび私たちは祖先の生活に思いをはせるようになった。
神話と歴史の接点の時代、それが古墳の時代である。邪馬台国の卑弥呼に始まる日本の古代史は、大和朝廷の成立をもって完成する。そして、それらの時代の遺跡が仁徳陵に代表される巨大な前方後円墳であった。
本書は古代の歴史的な謎をタテ軸とし、考古学の基礎知識の紹介をヨコ軸にした、いわば新しい考古学の入門書でもある。その謎を解明してゆく過程の迫力は、読者に鮮烈なイメージを残すことであろうし、〝古墳の旅〟への夢と憧れをかきたてずにおかないだろう。
【目次】
まえがき
序 私の古墳入門
1 卑弥呼は本当に箸墓に葬られたか
2 世界最大の帝王陵の被葬者は誰か
3 なぜ架空の天皇の陵墓が実在するのか
4 なぜ古墳の被葬者は忘れ去られるのか
5 墓盗人の記録が教える古墳の本体
6 なぜ小古墳が一ヵ所に集中しているのか
7 本当に石舞台古墳は蘇我馬子の墓か
8 なぜ古墳は消滅していったか
☆日本史(既読)
「日本の神話」高橋鉄著、カッパブックス、1967.02.10
「日本人の歴史1 万葉集の謎」安田徳太郎著、カッパブックス、1955.11.01
「日本人の歴史2 天孫族」安田徳太郎著、カッパブックス、1956.07.18
「照葉樹林文化」上山春平編、中公新書、1969.10.25
「銅鐸の謎」大羽弘道著、カッパブックス、1974.05.10
「邪馬台国は沈んだ」大羽弘道著、カッパブックス、1975.01.20