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ある日突然東京の機能が麻痺したらどうなるのか?この素朴な発想からこの小説は生まれたのではなかろうか。
米ソの軍事的な駆け引きを中心に物語は進む。
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荒唐無稽だが、物理的損失ではなく法的?損失にどう対応するか。将来起こりうるんじゃないの、一極集中ってのは。
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突然、巨大な雲に覆われた首都東京。
交通・通信手段が遮断され、国や経済の中枢から取り残された人達の混乱や奮闘を描く作品。
設定は良いと思うんですけどね。
登場人物や場面転換が多すぎるせいか、
いま一つ物足りない感があります。
一応、下巻も読んでみます。
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初版は1986年の文庫本。人から借りて読みました。
映画化されているのは知っていましたし、妙な「雲」に東京が覆われて通信途絶し行き来も出来なくなる、っていう大まかな内容は知っていました。映画は見たこと無かったので物語の流れや結末は全く知らない状態で読み始めたのですが、予想外に面白く、当巻はあっという間に読了しました。
登場人物が個性的だったからだと思います。
そして国家の政治・経済・物流・情報などが一極集中していることの恐ろしさを見せ付けてくれます。
「雲」の中の様子が判らない不安。「雲」の中に隔絶された人々の安否。彼らと連絡が取れず何もできない焦燥。
「外側」に残された人々の気持ちを嘲笑うかのように国際社会は早々と動き始める・・・。
先が気になって読むスピードが早くなるってのは、自分に合った本、ってことだと思います。
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"首都圏にあるすべての機能が失われたらどうなるのかを描いたSF。
日本を代表する故小松左京さんの本。
東西冷戦の時代のもしも・・・を描いた傑作"