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紙の本
これが運命か、はたまた努力の問題なのか
2002/04/25 00:15
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ばんばん - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作奥羽の二人は、大河ドラマでも有名になった、東北の英雄独眼流正宗と呼ばれた伊達政宗と、織田信長に愛され、長生きしていれば天下の形成も変わったかもしれぬと呼ばれた器量人蒲生氏郷の2人の対決を描いたものである。遠く、東北の地で争う2人の英才にとって、その争いの脚本を描いた豊臣秀吉こそが、最大の壁であった。争うならば秀吉と天下を争いたかったはずなのに、その共通の思いを抱く2人が潰しあいを行うというその悲劇。これはそうなる運命だったのか、それを乗り越えるだけの努力を怠ったというべきなのか、どちらにしても酷なものだと思わされてしまう。ほかに9編を収録しているが、どれも抗いがたい状況の中、身を滅ぼすに至った悲劇を描いた一冊である。
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