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古い本なのでしょうがないのかもしれないですけど、結構読みづらかったです。
たくさんの本からの引用が多くて、話題があっちこっち飛んで漫然としすぎてる感。
画像もモノクロなので読み取りづらく、205pのマクシミリアン型甲冑のイラストくらい服装についての説明が明瞭な線画であったらもっとわかりやすかったんじゃないかな。
後半の絵画や写真は色調が暗すぎるし、前半のレリーフや壁画や写本の挿絵では衣装の構造がほんとに分かりづらかったです。
木像のチュニックの上にマントとか、うーん、ここがマントの線…?ってなりましたし。
フラマン人農家の室内とぐぐっても同じ絵画が出てこないし-!(笑。
『農民への訪問 ブリューゲル』でやっとカラーの写真が出てきましたわ。
青銅器時代の北欧女子服もエグトフェドではぐぐっても地名として出てこないので、なんとかかんとか探し出したら『デンマークのヴァイレ近郊にある村エクトヴィズ』で出土したとなってました。
牛革製の五分袖チュニックはヘソ出し丈で、腰蓑のようなウールの紐を束ねたショートスカートをカラーで見られて満足。
ヴァイキング女子、時代先取り過ぎる。
参考:
https://www.wikiwand.com/ja/%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%BA%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AB
http://mystery-hunter.net/?p=1769
引用されていた本の中では『衣服のアルケオロジー』が読んでみたいです。
やっぱりルネサンスとかロココとか時代をある程度短めに区切ってまとめてある本の方が、服飾史としては読みやすいのかなぁ。