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2013 8/15 1章を中心にパワー・ブラウジング。同志社大学今出川図書館で借りた。
図書・図書館史授業用。
文字と社会の関係などにもけっこう踏み込んだ記述がある本。なかなか使えそうか?
以下、気になった点のメモ。
◯p.1~:文字と記憶について
・情報貯蔵機能の対比
⇒・記憶を口承で:同時・長時間一緒にいないと伝達できない
⇒・記憶には限界がある⇔文字記録はいくらでも付け足せる
⇒・暗記では批判的思考は生まれない?←これはソースはあるのか?
←・マクルーハンあたりなんか言ってないか、これ?
◯p.4~5:文字は社会や文明に専攻しない?
⇒・社会が変わると文字が変わる
←・社会決定的立場か
◯p.6~7:どういう社会で文字が求められるか
◯文字以前からの観念伝達・情報貯蔵
⇒・デザイン・シンボル
⇒・割符/結縄・・・・負債の記録や計算の補助
⇒・所有物につける印
⇒・絵⇒絵文字へ
⇒・現在もピクトグラム等の形で残る/洗濯や道路標識。言語に依存しない表現
◯p.35~:所持材料の話。ここからは第3回で扱う内容か?
⇒・p.47に紙の発明の詳細あり。これは使えそう
◯p.210~:特権階級としての書記が成立すると、社会に文字を広める各種の方向性が阻害される?
←・リテラシーの特権性、という点では後代に通じるかも知れない
⇒・そういう話として取り入れるかは要検討