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1980年あたりの設定だけど、ともかくこのソ連の子どもの圧倒的な逞しさはどうだ。
遭難してからもいきなり落ち着いて拾ってきた帆布でテントを作るところから始まり、拾った木と紐で火をおこすやつ、なんか情報としては見たことあるけど、あれで火をおこしたり。
食べ物といえばユリ根掘り出して食べたり、カモメの卵も生でいっちゃうし、イガイも取って食うわ、ナマコは生でいっちゃうぜ、という豪快さ。もはやユーチューバーだろ、これ。
というわけで、こんな厳しい人生を歩む少年から、現代人はものに溢れて自分では何も生み出さない、なんて言われるんだからぐうの音も出ないとはこのことだ。
更に最後にはお父さんが自分のこと死んだと思ってて、なんで?ってなってて、なんだかハッピーエンド感もないし、やっぱソ連とかロシアって暗いわ。