- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
紙の本
落葉林を救おう
2001/07/12 21:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藤田千枝 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今日本では一部の地域を除いてブナの林はほとんど見られなくなりました。そのために洪水、土砂崩れ、異常な水涸れなどが各地で多く起こっています。
この本の前半には、ブナの森の四季の風景や、そこに息づくさまざまな生き物の姿がかかれています。ブナが芽吹く頃林の中は山菜の宝庫になります。動物にとっても人間にとっても山菜は春のおおごちそうです。また春の森は子育ちでにぎわいます。
梅雨の頃渓谷は水であふれるだろうと著者は予想していましたが、実際は、天に向かって枝葉を茂らせているブナの木はじょうごのように、降ってくる水を集め、根元に吸い込んでいました。ブナの木のまわりの落ち葉が、大量の水を受け取っていたのでした。
このようにブナの森には大量の落ち葉がつもっています。ブナの森にはブナだけでなくいろいろな落葉樹が生えているのです。
しかし、ブナの森が建築材として適当でないために、ブナの林は第二次大戦後どんどん伐採され、かわりに人工的なスギやヒノキの林に変わっていきました。けれどもダムの役目をしない人工林ではいろんな問題がでています。
日本中でブナの森のような落葉樹の森を植え戻そうという試みがされていますが、なかなかうまくいきません。
私たちはせめて今残っているブナのダムを大切にしたいものです。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |