紙の本
終わってからが話の始まり。痛快な創作民話。
2003/03/17 16:27
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投稿者:碧岡烏兎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔話の体裁をとっているけれど、このナンセンスは古来のものにはないような気がする。あるいは、意表をつく展開に意表をつく結末という二回ひねりが現代的な面白さを感じさせるのかもしれない。結末が終わりでなく、始まりなのも、想像が広がって楽しい。
実は書かれていることは、「子沢山はそれだけで幸福」という昔ながらの、それでいて今やめずらしい考え。実際、読み聞かせをすると、たいていの大人は「どうしてこんなにおおぜいのこどもをやしなっていけるの」という母親の台詞にウケルらしい。ぎこちないフォームからいきなり直球勝負。こちらは大振りするしかない。尻もちつくほど大笑いできる絵本。
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ごんさんが、木を切っていると、ズドーーンという鉄砲の音。
きつねが逃げ込んできました。
きつねを猟師からたすけてあげたお礼に、きつねは、ツボを置いて行きました。
このツボ、入れたものが増える壷です。
そこへ、子どもの「やんすけ」が、おにぎりをもってやってきました。
おにぎりを壷へいれると・・・・
たくさんのおにぎりが壷から出てきました。
こんなにたくさんのおにぎりは食べられない!とやんすけが壷の中へ・・
今度来たのは、おかあさん。
たくさんの「やんすけ」を見てビックリしたけれど、壷の話しを聞いて大喜び!
壷を持ったその時!
手が滑って壷は割れてしまいました。
残ったのは、大勢のやんすけだけ・・・ですが。
なんとも明るい最後です(笑)
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烏兎の庭 第一部 絵本 3.8.03
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/ehon/tanpyo.html#030308
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20111113
YuがMiのために選んだ本。
Miは絵を見ただけで興味を示さず。
「繰り返し」が面白いとYuは言っていたけど、ちょっと話が違うかな?
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きこりのごんさんは、きつねを助けたお礼にと、不思議な壺をもらいます。“何かを入れると それがたくさんになる”という壺です。ためしに、息子のやんすけが届けてくれた おむすびを入れてみると・・・。梶山俊夫氏の絵も楽しいですよ。
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ほのぼのとした日本昔話風
梶山俊夫さんのほんわかとした絵と、文字も手書きで、(読み聞かせ泣かせですが)とってもあったかい絵本です。
あ~よかった!というお話。
もうちょっとだけ、ドキドキとか、えー!とかが後半にあれば、中学生でも喜びそうですが、、、なんて考えたらいけないですね。
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絵柄も雰囲気も、日本の昔話!という感じの絵本。
とんでもないことが起きるにもかかわらず、やんすけがとてもいい子なのでハッピーエンド。
朝の教室で読み聞かせするにはいい気持ちで終われる絵本。
プラス「ひゃくにんのおとうさん」を次に読むと、とっても似たお話でみんなびっくりする。
「にゃくにんのおとうさん」の方がぶっとんだ話と絵で教室盛り上がって、こっちは悪いやつなのでみんなで息巻いて楽しい。
2冊の組み合わせで読み聞かせすると楽しい絵本。
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「なんでも増やしてしまう魔法のつぼ。この発想からいろいろな想像がわいてきてとても楽しいお話です。きこりのごんさんが助けたキツネにもらった魔法のつぼ。入れたものがたくさんになって出てくるというつぼです。ごんさんがおにぎりを入れると、食べきれないほどおにぎりは増えました。そのおにぎりを食べるために、こどものやんすけがつぼに飛びこんで自分をふやしました。出てくるのはみんなやんすけ。
同じ人間がいっぱいいるのでちょっと不気味ですが、このお話は明るいのです。
お母さんがつぼを壊してしまいます。でも、やんすけとやんすけと…は前向きです。
読んでいて気持ちが良いお話でした。
このお話は日本の昔話からきているそうです。中国の昔話にも同じようなお話があって、つぼからお父さんが100人も出てきます。お父さんが100人いたらかなり怖い。
『ひゃくにんのおとうさん』と読み比べてみると、楽しさも倍増すると思います。(絵本ナビ ヒラP21さん 50代 の紹介より)