紙の本
真相は別の場所にあった。
2010/03/05 20:11
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投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る
放課後 東野圭吾 講談社文庫
24年前の作品です。私立精華女子高校の放課後に殺人事件が起きるのです。殺されるのは教師です。主人公の前島教諭と大谷刑事が密室殺人のトリックを解き始めます。犯人は誰で、動機がなんなのかがなかなかわかりません。全体で346ページあります。180ページ付近で、読み手のわたしは、前島教諭の妻、裕美子とケイという女子生徒になにかが隠されていると考えました。ケイだけがなぜ姓名で表記されないのか。ケイは、杉田恵子です。だけど、肝心のなにが隠されているのかがわからない。ラストに到達して、すごいと驚嘆しました。真相は別の場所にあったのです。
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どこにいるべきか
2022/05/09 22:48
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投稿者:喜劇から - この投稿者のレビュー一覧を見る
デビュー作である今作は、ミステリーの典型ともいえるもので、やっぱり最初は皆こうなのかな。っと思っていると、最後の最後で、凄く深く考えさせられる。読破しないと分からない素晴らしさがある。
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推理をしながら読み進めて面白かった
2024/04/11 16:12
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投稿者:ランディ・B/M - この投稿者のレビュー一覧を見る
東野圭吾ファンだが、彼の最初の推理小説を読んでいなかったので読んでみたが、最初の作品からよく練られていると感心。主人公と生徒との関係や家庭内も含めて推理しながら読み進めたが、やっぱり読者には見えているようで見えないところに真相があって推理の過程を楽しむことができた。
紙の本
意外な結末!!
2023/08/22 14:15
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投稿者:あかね - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名通り意外な結末でした。散りばめられた数多くの伏線にハッとさせられました。
罪を犯した動機がまた意外でそれもハッとさせられました。
私が初めて自分で買った東野圭吾さんの本です。
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東野さん私あなたの処女作の単行本当時買いました
2014/01/09 15:15
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投稿者:月 光 - この投稿者のレビュー一覧を見る
しかしこうも傑作を生みえる小説家へ成長されると私はほんとうに人を見る目がないなと思う。「流星の絆」なんてのは純文学としても当然読みえる、傑作。
しかしあなたがデンソー、私はトヨタ。勝負はここで決していたか。
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私の青春ミステリ
2004/02/23 23:16
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投稿者:ちる姫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が初めて読んだ東野さんの本です。当時高校生だった私はこの本の登場人物も同じ高校生ということもあり、ものすごく共感したのを覚えています。女子高という秘密の花園的な場所で起こる殺人事件。ラストにもびっくり!!でした。
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東野既刊再読キャンペーン始動。でも思った以上に
エネルギーがいるのでちょっとずつ進める予定。
全体としては嫌いではないんだけど
やっぱり動機がダメダメだと思う作品だった。
--2010.10.01--(再読)
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主人公は、清華女子高に勤務する男性高校教師。
ある日、目に見えない何かの力で、駅のホームから突き落とされそうになったり、校舎の窓から自分に向かって何かが落下してきたり・・・何者かに狙われているという不安を感じる所からお話は始まります。
だけどある日突然殺されたのは、生徒の間ではあまり好かれていなかった、生徒指導部の教師。
そして二番目に殺されたのは、体育の教師。
一見何の共通点もないように見えるこの二人の死を、刑事や他の教師や、自分が担当するアーチェリー部の生徒たちと共に追求するお話。
犯人は誰なんだろう?って。本を読みながら、当然私もそれを考え続けていたけど、でもそれだけじゃなくて、結末に向かう過程の一つ一つにドキドキして面白かった。
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女子高の教師・前島は、密室状態の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死亡しているのを発見する。 その教師と対立のあった生徒、男女関係があったと思われる教師など犯人候補が次々とあがる中、第二の殺人が起こった。 江戸川乱歩賞受賞・デビュー作。
いかにも訳ありな雰囲気のキャラが多すぎて、だれもかれもが怪しく見える。 密室トリックについては、特別奇抜ではないけれど、その使い方がすごい。
動機に疑問!動機が弱い!という意見が多いようですが、著者曰く「描きたかったのは、”ふつうの大人では理解できない動機による殺人”である。だから理解できなくて当然なのだ」ということらしい。 私としては、特に疑問を持ちませんでしたが。 しかし、ラストのあれは!!(途中まで、その人を真犯人だと思いこんでいたんですけど)私のような読者へのサービスなのかは知りませんが、救いがないというか・・・
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校内の女子更衣室で、生徒指導の教師・村橋が青酸中毒で死んでいた。
第一発見者は、アーチェリー部顧問の前島とケイ。
幾度か命を狙われたような経緯のある前島は、村橋は自分と間違って殺されたのでは無いかと疑念を抱く。と同時に容疑者で浮上した高原陽子。だがそれも北条雅美が更衣室の密室を解いたことにより、事件は振り出しに戻った。そして第二の殺人が――。
トリックを捨石として使ってるのが面白い。従ってこの密室は二度オイシイ(笑)
皮肉った最後がいいかな。
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主人公は女子高の教師である「前島」。 命を狙われているような出来事がいくつか起こった後、別の教師が殺されてしまいます。 さて、犯人は誰??
設定は特に珍しくない感じ。
密室トリックが出てきたり、アリバイの有無が問題になったりと、正統派の推理小説だなぁと思いながら読んでました。
しかし、怪しい人物が次々に登場するので、犯人がなかなかわからない。
普段は、推理小説を読んでいてもあまり犯人を想像しながらということはしないんですが、今回は『この人かも?』『この人もアヤシイぞ』と珍しく手を止めてあれこれ考えちゃいました。
デビュー作ということでそれほど期待していなかったのに、読み終わった後は大満足。
さすがだなーと思ってしまいました。
読みやすく、面白かったです。
トリックよりも、動機の方が意外でビックリされられたかも?
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校内の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた。先生を二人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰の美少女・蕪ケ部の主将、先生をナンパするアーチェリー部の主将と、犯人候補は続々登場する。そして、運動会の仮装行列で第二の殺人が発生してしまった。青春って感じが・・・。うーん、でも、厳しく言っちゃうと"いまいち"って感じ。
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このような学園物は好んでは読まないが、東野氏の作品ならいけるだろう、と読んでみた。やはり意外性がたまらない。
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東野圭吾のデビュー作。
事件自体やそれにまつわるトリックも面白いんだけど、
それよりなにより動機が凄まじい。あわわわ。うろたえた。
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東野圭吾の放課後を読みました。ミステリーとしてはしっかりしているし、女子高校の教諭という設定も面白かった。語り口もまあまあで、登場人物も魅力的でした。一つ気に入らないのは、動機がいまいちピンと来なかったことでした。物語の中に動機に関する伏線がもう少し描かれていたら納得性が出たのになあ、と感じました。