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紙の本
まど・みちおさんの思いがことばと装画で伝わってきます
2002/08/26 04:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうたのーと - この投稿者のレビュー一覧を見る
まど・みちおさんの詩集はたくさんありますが、この本の特筆すべきところは装画もまどさんご自身だということでしょう。
表紙は「貝がきく歌」、扉は「一粒のことば」、各章には「方形で」「とりとめもなく」「線で」と題されて、幾何学的な絵(図)が描かれています。
おもしろいなぁ〜と思って見ていたら奥付に「装画 まど・みちお」と見つけ、びっくりしてしまいました。
『日本語ごっこ・「ことばあそび」のうた』、『声の顔・「ことばについて」のうた』『タンポポ・「いろいろのことば」のうた』の三章からなっています。
『にほんご にこにこ』に収録されている楽しいものもありますが、まどさんのことばに対する姿勢、思いが伝わってきます。
特に好きなのは『いわずに おれなくなる』。読んでいてじーんと涙が出てしまいました。
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