紙の本
絵が印象に残ります。
2015/10/03 11:54
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投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵が不穏な雰囲気をさらに醸し出していると思います。綺麗で美しい絵なのに、ヒタヒタと恐ろしさが伝わってくるように思いました。絵とお話が本当にぴったり合った絵本だと思います。
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イギリス風の身なりで猟銃を構えた2人の青年紳士が、
山奥に狩猟にやってきたのだが、
獲物を一つも得られないでいた・・・
やがて山の空気はおどろおどろしさを増し、
そして山の案内人が途中で姿を消し、
なんと、連れていた猟犬が2匹とも、
恐ろしさに泡を吹いて死んでしまった・・・
さて、この2人はどうなるのでしょうか?
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本棚にしまってあるのだけれど、何故か、引っ張り出してきて「読む!」と言う。長いし、怖いし、ちゃんと理解できているとは思えないのだけれど、しまっても、しまっても出してくる。スズキコージさんの絵がいいのかな?それとも、賢治の言葉のリズムがいいのかな?(3歳)
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自然をあなどり動物の命もお金に換算し、西洋風とあれば訳も分からずついて行く、そんなふたりの紳士が誘い込まれた注文の多い料理店とは? 皮肉たっぷりに描かれていますが、こういう人は今でもすごく多いですね。なにかというと「欧米では・・・」この作品が書かれた頃からいたんだろうなぁ。スズキコージさんの絵が不思議な世界を醸していて、とても良いです。
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表紙からして怪しげな絵。色彩が美しく、奇妙で少し不気味な絵がストーリーにピッタリだ。この少し怖くて不思議な世界が子供の記憶に残るといい。風がどうと吹く、という表現にゾクッとさせられる。
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スズキコージの版画風イラストが迫力満点!
怖い話だよね…命は助かったけど、二人の顔は泣きまくったときのしわくちゃのままってのも…
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山奥で道に迷って、お腹がペコペコになってしまった2人の紳士の目の前にあらわれたのは、立派な西洋料理店。
なんとか山猫の罠から逃れ、都会に戻るが・・・
私は、大人になってこの物語を読み返し、環境問題について考えた。
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図書館で受け取ったときから、黒を基調とした表紙の絵で、期待を膨らませてました。もっとびっくりしたのは次女が持ち出していって、家内とやり取り「これ、うちの本とちゃうか?」「色々寄付はしたけどなぁ」……。猟に出て道に迷った二人の青年紳士が山の中でたどり着いたのは 一軒の西洋料理店、「山猫軒」。お腹をすかせていた男たちはどんな料理が出てくるのか楽しみにしながら、扉に書かれた注文を受けていくのです。一体、扉の向こうには何があるのか?スズキコージさんの絵がマッチして、独特な世界に引き込まれます。
次女の20年近くなるぶりの再会でした。「どんぐりと山ねこ」「狼森と笊森、盗森」「からすの北斗七星」「月夜のでんしんばしら」など八編を収録。出版社: 三起商行、40ページ、発売日: 1987/11。
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誰もが知ってる宮沢賢治さん原作の注文の多い料理店が、スズキコージさんの絵で再登場。
スクラッチ技法の目立つ黒の間から妖しく覗く鮮やかな色。
なんとも、恐ろしいお話にぴったりな絵でした。
文章側のページも、絵の延長上のデザインが施されていて見応えがあります。
ただ、若い2人の男ばかりで、最後の猫へのインパクトが薄かったような。
“来た客を西洋料理にして食べてしまう”レストラン。
ストーリーはもちろん5つ星です。
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表現がわかりやすいのでイメージしやすい。
何となく最後どうなったかなと忘れていたので
読み返してみて、よかった。
絵もよかった。
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賢治の着眼点よ。
動物の生命を軽んじて、なんでもかんでも欧米に倣えという言説は「よくないよ」というアンチテーゼですね。
スズキコージさんの絵が、ストーリーの怖さを炸裂させてます。
ちいさなえほんや”ひだまり”さんセレクト、10才までに読みたい”こころが豊かになる110冊”より。