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ようやっと最終巻!
ちょいちょい出てきたハールーン・アル・ラシードの物語にあんなオチが付くとは。えぇぇぇー。秀吉かと。
ジャスミン王子とアーモンド姫は最後に来るにはちょい尻切れとんぼのような?
でも大団円はよかったなぁ。
蜂蜜入りの乱れ髪菓子はいったいどういう形状なのか気になる、と思ってルビのクナファでぐぐってみたり。
ヤギのチーズのチーズケーキ!?
あと最初の方の巻で出てきた柘榴とクリームのお菓子も食べてみたいツートップ。
イスラム教の戒律上食べられない食物はあっても、なかなかに絢爛豪華な食卓模様だったんですねぇ。
それにしても感情表現の激しいこと(笑。
男でも女でも褒めるときは口を極めて褒め、罵る時も全力。
産毛や唾液まで褒めるしね。その感性は…うーん、凄いの一言。
あと他民族他宗教に対する扱き下ろしもまー、激しかったです。
よく言われるエロティックさっていうのは、マルドリュス版だからかさほどでもなく…と言うより、官能的よりむしろ下ネタの域だった気が(笑。
どういう顔でシャハラザードは語ってたのさ!?
ちくま版(バートン版)だとまた違った雰囲気なのかしら。
もうしばらくは読む気力無いけれどorz
でも振り返ればやっぱりおもしろかったです。
イスラム文化も知らないことが多くて、なるほどなーと思うこともしばしば。
あ、あと結構後ろの方の巻だったと思うけど「お金は幸せになるのを助けはするけど、土台にはならない」って感じのことが書かれていて、いいこと言うねーと。