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[ 内容 ]
漢文はどうも苦手だ、という声を耳にします。
けれど訓読のこつを学べば、それほど難しくはありません。
この本は、七夕伝説、杜子春などの物語から、史記のさまざまな列伝、季白・杜甫などのすぐれた詩文におよぶ豊富な用例で、漢文の基本的な約束ごとや語法をやさしく説明します。
楽しみながら学べる漢文入門。
[ 目次 ]
1 初歩の散文―基本的な語法を中心に
2 中級の散文―副詞・接続詞などを中心に
3 詩を読む―さまざまな詩体
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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1988年著。
なるほど、昔の参考書っぽい感じがする。
有名な文章や詩を読みながら句法を解説する。
昔は漢字を彫り付けるのも大変だったから、省略の多い文章になるのだ、だから漢文の意味を取るときには大胆に言葉を足していけばいいのだ、という話に納得。
杜子春の主人公は、杜子春でなく、道士だった。
そんな新たな発見もあった。
漢文学の先生には、散文より韻文が一段上、という意識があるのだろうか。
本書の最終章は漢詩の解説だった。
井伏鱒二だけでなく、現代詩風の訳なども紹介されていて、興味をそそられる。
科挙を歌う詩などもあって、面白い。
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・何為(ナンスレゾ)、奈何(イカンゾ)
・副詞が打消語の上にあって打消語を修飾する形が全否定「必不―(必ず―せず)」。打消語が副詞を修飾する形が部分否定「不必―(必ずしも―せず)」
・コノサカズキヲ受ケテクレ ドウゾナミナミツガシテオクレ ハナニアラシノタトエモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダ(井伏鱒二)
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本を買って読んだ 2020/09/19
図書館で借りて読んだ 2020/07/20
図書館で借りて読んだ 2016/06/09
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中国語や中国の歴史を勉強するようになってから漢詩や漢文が読めるようになりたいなと思っていました。
高校生以来の漢文、まずはジュニア版で、実際の文を使いながらわかりやすく学べました。
返り点や送り仮名がついた訓読文であればだいぶ読めるけれど、白文を読めるようになりたいな。
昔の人たちも、美しいと思うこと、悲しいと思うこと、愛しいと思うこと、みんな同じなんだな、ということに心動かされます。