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内容(「BOOK」データベースより)
5年おきにポーランドの首都ワルシャワで開かれるショパン・コンクールは、ショパンの作品の正しい演奏法を模索する中、この国の音楽関係者の熱き思いが結集して、創設された。以来、世横のピアニストの登竜門として、すぐれた人材を世に送り出している。著者は序章でこの作曲家の生涯をポーランド人の目で概観したのち、創設当時のいきさつ、ポイント式秘密投票の問題点、審査員同志の軋轢、ワルシャワっ子の過剰な反応など、興味深い物語が余すことなくつづられている。
表紙に第11回ショパンコンクールの入賞者が乗っていたのでオークションでおとした1冊。
1年半くらい手をつけてなくて。。。。
今頃読了。
像していた内容ではなかったのですがおもしろかったです。
序章がかなり長く、そこでショパンについての説明?がしてあったのはびっくり!
なんで必要?と思っていたら
ショパンの死後まだ直弟子のいるうちにショパンの演奏が変わってきていたのは驚きました。
変わる=ルバートがかかりすぎる。
だからポーランドをあげて正当なショパンを残そうと言う動きがショパン・コンクールだったのだと知りました。
来年はミレニアムイヤーのショパンコンクール。
この本を読んで「国際コンクール」の成り立ち、変遷、駆け引きがわかったので
視点がちょっと変わるかしらと思っています。
面白い1冊でした。