紙の本
なぜロボットを作るのだろうか
2023/09/06 19:29
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投稿者:Monty - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近書かれたと言ってもいいくらいの面白さ。ロボットという言葉が広まった作品である以上に、今の我々に人とはどうあるべきか?を問いかけているように感じた。非生産性が人に残された可能性、という一文に激しく同意。
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私が所有しているのは、十月社から出てるカレル・チャペック戯曲集?「ロボット R.U.R.」です。
検索できないので絶版になったのかもしれません。
訳者も違うし、内容が異なるかもしれません。
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2005,8/14 読了。ロボットという言葉はこの戯曲から生まれた。ロボットが生まれたこの戯曲であるがこれからのロボット社会実現における問題をすでに扱っており、1920年に書かれたとは思えない。
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05/10/20読了。
現在以降に起こりうるかもしれないことを1900年代初頭に描いているのが凄い!生活のロボット依存の果てに、人が子供すら生まなくなるってのも、ありえそうで怖い。非常に名作。
ついで、05/11/04に「絶対子工場」を読了。現在は取り扱われていないようで残念。これまた面白い。
秋田禎信はこれの影響を受けているのではなかろうか?
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ロボットという言葉はこの小説から。85年も前に書かれたものだが、面白いしこわい。とともに、ここから考えさせられることはものすごくある。一回読むべき
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2006年10月、名古屋に日本初ロボットミュージアムができるそうな。ロボットの原点と言えばチャペックのR.U.R.。もう一度、読み直そう!
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ロシアの劇作家チャペックによるSF風刺小説。画期的な人造人間の開発に成功した企業家は、「ロボット」と呼称した機械人間を、生身の人に代わる労働力として大量生産し社会に普及させた。一方で、代わりに労働意義を失い社会に不要とされていく人間が増加し、ロボット社会を批判し憎悪していく感情が渦巻き始め、そしてついに暴動となって噴出する瞬間が訪れる・・・
「ロボット(Robot)」という単語が用いられる嚆矢となった戯曲作品である。爾来、科学用語方面で浸透した自動機械の呼称はこの造語を生み出したチャペックの本書に由来する。(ちなみに原題は「ロボット」ではなく「R.U.R」(エル・ウー・エル)。作中に登場するロボット会社企業名の略称である)
古典的な労働社会批判小説ではあるが、利便的な技術に反逆され、手痛いしっぺ返しを受ける人間たちの零落した姿は、現在を映す鏡として、オートメーション技術の発展で職を追われる今日の労働者の姿に重なるようである。
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「ロボット」の語源となった有名な舞台脚本、はじめて読んだが素晴らしい。人間の浅ましさと、種の存続とはに関わる面白い劇だ。
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最近、風呂釜、冷蔵庫、電子レンジ、はては炊飯器まで
喋りだしたもんで参ってます(笑)
「冷蔵庫の扉が開いてます!!冷蔵庫が〜〜...!!」
エンドレスに続く無機質な非難?の声。
要件は分かったから〜もう勘弁して〜(苦笑)
私こんなんなんで^^;もし作中の「ロボット」なんてものが
世の中に普及しちゃったら多分ノイローゼですね(笑)
チャペックの「ロボット」はロボットSFの原点であり名作♪
後の関連作の方向性をも決定付ける存在感。
「ロボット」という言葉もこの本から生まれました。
もしもロボットが発明されたら?
ロボットによって社会はどのように変化するのか?
そしてロボットに完全に依存する社会で、
、、、もしロボットが反乱蜂起したら?
などなど様々な「if」を小説で実験した物語。
実際に作中のようなロボットが登場したら
色々と問題はありそうですが^^;
私はとりあえず「冷蔵庫が〜」とか云々
ウルサイのだけ勘弁してくれればそれでいいです(笑)
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ロボットという単語は彼が作ったそうだ。
(アシモフではないのね〜)
人間の代わりに労働をさせるべく作られたロボットに、「感情」というものを入れてしまったばっかりに事態は最悪の方向へ。。今読めば陳腐な話にも見えるが、当時読んだら恐ろしく進歩的でシュールに違いない。
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SF古典。戯曲。
「ロボット」という言葉に対して、もっとメカメカしいイメージを持っていたのですが、作中のロボットはあくまで人造の人間なのなあ。
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チェコの作家、カレル・チャペックの戯曲本。
結構古い作品なのに、めっちゃ新鮮で面白い。
上演してるとこをいつかぜひ観たい!
機械文明の終末は・・・どうなるの。
この作品みたく、人間でないけど、人間に似た機械が、人間を脅かす時がいつか来るかもしれない!
それが自然の流れなら、しょうがないかなぁ・・・って気もする。
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ロボットという言葉はこの本から生まれたんですよ。そんな興味で読んでみましたが、最後がどうしてああいう方向性なのか。でも、きっとそれで正しいんだと思うけど。登場人物の名前が大事だと改めて思った一作。
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21/100
「ロボット」って言葉を送り出した戯曲。1920年に発表されたそうなんだけどその時からこんな人間の最終着点について考えてたんね。天才ね。
+++
ヘレナ ねえ、言って、何かが起こっているの?
アルクビスト いやぜんぜん。ただ進歩だけです。
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いわずと知れた名作です
ただし、いくつか誤解されている点もあります
まず、この世界のロボットはクローン系の人間コピーです
あまりメカメカしくないです
ロボ娘を期待する人は注意してください
またロボット三原則も誤解されやすいポイントです
「神が人間をつくる」 → 「人間がロボットをつくる」 → 「ロボットが新世界の人間になる」
という一連の流れがメインとなるのですが
作中のロボットは心を持ち、自我があり、人間以上の人間らしさをもっています
それを奴隷として押さえ込むために作り上げられたのが、かのロボット三原則なのです
つまり、この作品はメカ娘好きよりも、素朴な奴隷娘好きの人にむいた作品です