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実はこの本の前半部分は未読。全部で432ページのボリュームなので不要な部分飛ばしました(汗)
第7章以下がベイトソンに対する記述です。その前はデカルト、ベーコン、ガリレオ、ユング、ニュートン、ポランニー、ライヒです。
そしてベイトソンですが、やはり「精神の生態学」の背景にあるものの解説と本の要約。この本はとっつき安いし読みやすい。ベイトソンの解説本としてはもってこいではないでしょうか。
それにしてもこの人の知識量というかなんというか・・・頭の中に博物館か図書館でもあるような感じです。
ともあれ、ベイトソンを知りたい人にとっては最良の一冊となること間違いなし。
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今回のテーマは、「ベイトソン的全体論」です。
デカルト流の二元論的パラダイムでは捉えられないものを捉える可能性として、グレゴリー・ベイトソンの全体論/サイバネティクスの考え方を学びます。
・第5~9章
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デカルトパラダイムの歪みへの解決策として、ベルクソンの理論に希望を見出している。
ベイトソンの主張はデカルトパラダイムと同じ位の危険性がはらんでいる。
まあ、著者も言っているが認識論というものは10年単位で変わるものではないし、デカルトの議論自体荒いので、今後も全体論からの議論は続くと思う。
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◆きっかけ
YouTube SENSORS公式チャンネルの2018/7/23公開の動画 「落合陽一が今"オススメしたい本"は? 」がきっかけ。
『デジタルネイチャー』執筆にあたって影響を受けた本として、落合氏はデカルトの『精神と自然』をあげていて、その流れで
「『デカルトからベイトソンへ』のオマージュで、世界の再魔術化をテーマに『魔法の世紀』を書いた」
と言っていた。
続けて次のように発言していた。
「精神と自然というと我々の社会ではもはや人間の精神だけではない。
つまりデジタルネイチャーって融合自然をもたらしている…っていうような状態を作ってて、なんかそういうところをフックに、なんかそういう思想本みたいなのを17世紀くらいからポチポチと読み漁るプログラマー がいてもいいかなぁという本なんですけど。
ここで重要なのは、それを読み漁った結果プログラムを書かない奴を作りたいわけじゃなくてですね、なんかそれを読み漁ってプログラムを書く人を作りたいんですけどね。と思いながら書きましたけどね。
売り上げは好調なんですけど恐ろしくなんか不思議な本なんで。」とのこと。
彼の発言から、読みたい本が増えたし、彼の著作も読みたいと思った。読み漁ってプログラム書きたい。2019/2/11
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前半部は著者の情熱を感じる。中世ヨーロッパのオカルティズムに関してとても興味深いくよんだ。後半ベイトソンの思想を使い、現代の再魔術化の方法を探るがまだまだこれからという感じで終わる。著者にこの続きを期待したい。