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アリーテ姫の冒険 みんなのレビュー
- ダイアナ・コールス (作), ロス・アスクィス (絵), グループ ウィメンズ・プレイス (訳)
- 税込価格:1,046円(9pt)
- 出版社:学陽書房
- 発行年月:1989.12
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紙の本
やや空回りか
2001/04/03 19:05
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:高杉親知 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「アリーテ姫の冒険」はフェミニズムの観点から、従来のただ救出されるだけのお姫様を否定し、自らの機知で危機を乗り越える魅力的な王女を描いた物語である。子供向けに作られているが、大人が読んでも面白い。
ただ、女性差別的発言を意図的に挿入してある部分が大げさで、かえって逆効果だと思う。例えばアリーテ姫の父である国王が「女は賢いと結婚相手がいない」と言う場面があるが、これを聞いた子供はそれが事実だと思ってしまうかもしれない。もちろん国王は否定的に扱われているが、やり過ぎて空回りしている印象がある。
また、アリーテ姫の言葉遣いが妙に女っぽい(〜だわ、等を使う)のは、翻訳者の不注意ではないか。原書の英語に女性的な言葉遣いがあったのだろうか。
紙の本
背中を押す力がほしいとき
2002/03/14 11:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アリーテ姫はとても賢いお姫さま。その培ってきた知識で出される難問にも、偏見の無い目と機転、そして前向きな発想であっさり解決していく。
この本は物語、として楽しむよりも一種の教訓、生き方を読む本だと思う。女性だからと差別されることへの反発へと同時に、
「自分のやりたいことをやる」
「誰かと比べたりするのではなく、自分の意思で自分のやりたいことをやっていく」
「知らないことを決め付けないですむように、多くの物事を知っていこう」
そんなメッセージを受け取ることができる本なのではないだろうか。最近はより読者を引き込むような内容で、このようなメッセージを持つ本が増えてきているので、新たな感動とかはないかもしれないが、シンプルで読みやすい話は小さな子に読んでみてほしいかもしれない。
紙の本
窮屈な作品
2001/07/11 20:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:花梨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
王子様を待つお姫様という典型的な物語を逆転させた作品です。
そのためお話の展開は容易に読めてしまうし、作者の言いたいことも初めから見当のつく通り。批評としては鋭いですけれど、単純にお話を楽しむという風に読めないのが窮屈。