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こういった雰囲気が好きです。終わりとして、似たところでは夏期休暇が近いんじゃないかなと思います。この本の対は魚達の離宮だと思っていますが。
ゆっくりと流れている時と、水蜜の冷たさと、少年の白さが印象的。
これらや雨更紗は、雨の日にミルクティーを飲みながら読みたいかんじ。
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高校の頃、この方の「少年アリス」を友人に借りた記憶があるけれど、そのときは特に何も思わなかったのに、大学に入ってふとこの本を読んでからハマった。
旧仮名づかいを用いた独特の文章の美しさと、幻想的というよりは本当に幻に近いような情景の書き方。微妙な関係の少年3人。笑。
夏に見る白昼夢みたいな小説です。月下で水笛を吹く美少年とか、初めてこの方の小説を読むと、その世界に驚くと思う。
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暑い空気とぬめる沼の液体のイメージ。
十数年ぶりに再読。
ファンタジー?なのだろうか。
ちょっとホラーめいたところもあり、
夢遊病者(一つ上の従兄)と、
子供(弟)の幻想に引きずり込まれてしまった
少年のお話って感じです。
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最初から最後まで不思議な本。
ラストちょっと恐い。
頬白鳥がいい意味で悪ガキです。好奇心旺盛な男の子系。
草一がよくわからないキャラですね。
てっきり沼に沈んだ経験があるのかと思ってたけど、
謎を残して完結…不思議〜。
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◆◇◆outline◆◇◆
子供たちが沈んでいる、と云われる美しい沼のほとりに建つ一軒の家。
そこで祖母と2人きりで暮らしている従兄の草一を、紅於と頬白鳥の兄弟が訪れる。沼の底へと誘う青い鳥を追って消えた少年たちの愛を描く水紅色の物語。
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暑い夏のはずなのに暑さを感じず、むしろ肌寒ささえ覚えます。そして決して綺麗なイメージではない泥が、とても肌触りの良い柔らかいクッションのような…。暑い夏の幻のような、とても綺麗なお話。こちらには著者様の挿絵がたくさん入っていて、文庫版より好きです。
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沼の中って、どんなだと思う。
夕暮れから夜に変わる、日の入りのシーンは美しかったです。
それにしても謎がいっぱいなんですがこれは再読の必要アリですね。笑
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初期の作品。
これでもかってくらいに著者による挿絵が入っていて、作品への熱を感じる。
紅於はふつう
頰白鳥はちょっとヤバい
草一は違う次元
頰白鳥は沈みたいと沼に沈んだ。
突然青い水蓮が咲き始めた。
沼の上を青い鳥が飛んで行った。小さく陶器のような瑠璃色。
草一は沼に消え、紅於も沼の方に。
草一は既に死んでると思ってたけど、
青い鳥は洗面台に置いてあった水笛かな。
祖母は顔色の悪い頰白鳥を診療所へ連れて行ったくらいで話には出てこない。
雰囲気小説。