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死を想え。ラテン語でメメント・モリ。さまざま死者たちの写真に著者の短いコメントが添えられている。たとえば、野犬が人の死体に群がる写真には「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」といった具合に。
死を想え。言葉の厳格な使用法からいって、この言葉は正しい。僕らは死を見ることはできない。想うだけだ。医者や兵士が見なれているのは死ではない。死体であり、使い果たされた肉体であり、物質である。あるいは死への恐怖や想像であり、かつて生者だった頃の面影であり、記憶であり感情であり、死そのものではない。死を見るものは死者だけだ。生者にとって死は抽象であって、僕らはただそれを想うことしかできない。ゆえに、死を想え。
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以前から興味があったインドですが、この本を読んで更に興味が深まりました。こんな写真を撮れるって凄い。
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藤原新也氏のことばが写真と供に添えてあるのですが読んで考えると人生はころりと変わります。人生の分岐点に最高の本です。
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その昔、mr.childrenの桜井さんがオススメしていた事で有名のこの作品。
当時ミスチルファンだった私は早速購入。
中身は写真に言葉が添えられている作品です。中でも、死体が犬に食べられている写真があるのですが、そこに添えられた言葉「人は犬に食べられる程自由だ。」には衝撃をうけました。
今でも藤原新也さんの作品には写真、言葉共に惹かれるものがあります。
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本のタイトルは、ラテン語で「死を想え」の意。「ニンゲンは犬に喰われるほど自由だ」というキャッチと写真に衝撃を受けた口です。(^^;ゞポリポリ。そして時々、「ちょっとそこのあなた、顔がないですよ」という前書きを読み直して、丹田に力を込め直すのでありました。個人的には、人生のバイブルといえるのかもしれません。
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「ちょっとそこのあんた、顔がないですよ」
学生時代に電車で通学してたころ感じたてたことを痛切に言葉で表現されてて、思わず買っちゃいました。写真に短い言葉が添えられてる写真集。メメント・モリ(死を想え)ってとっつきにくい感があり、手に取るのに勇気がいるかもしれませんが、開くとシビレル景色と言葉があるので軽く手にとって眺めてみるのも面白いと思います。
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中学生のときに読んだ。
野垂れ死にしたいと思った。
日本は死が生活から切り離されている。遺体は注意深く生者から隔離され、生きることが死ぬ過程であることなんて皆思いもしない。
この本に写しだされる土地は、生きることと死ぬことが自然なかたちでひとつの過程としてつながっているように見える。
人間は生き物だよ。それ以上でもそれ以下でもない。
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ニンゲンは犬に食われるほど自由だーー2年前かな、写真展はほんと衝撃だった…。この本の内容はカラー写真と、それに一言が。『メメント・モリ』=『死を想え』…これこそバイブル!読んでないなら早く読んでッ(;´Д`) ノ っちゅー感じですゎ
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何年も前に誕生日のプレゼントとして友人から頂いた本。写真が力強く、そして詩にもエネルギーがある。藤原新也ワールドにはまったきっかけになった本。
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どきっとする本。目をふせたくなる時もあるけど見なきゃいけないって思う。いつも心の根っこに置いて忘れずにおきたい。
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どういうきっかけでこの本を手にとったか、なぜこれを買おうと思ったのか、
今となってはよく分からない。
最初読んだ時はあまりにも生々しい写真に恐怖を感じ、初めて身近な人の死を経験した時には恐怖ではない何かを感じた。
恐怖ではない何かが何なのか・・・
それを知るには僕はまだ死を知らなさすぎるし、それが幸せなことなのか不幸せなことなのかもわからない。
ただ、漠然と「生きなければ」という感情が湧いてきた。
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魂のバイブル
もし一冊しか本を持てないといったら、絶対この本を選びます!
写真集というべきか、詩集というべきか。
いろんなエネルギーをもらえる本です!
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読んでいくうちに少し怖くなってくる。
自分がいるのは、こんな世界なのかと、怖くなって、鳥肌がたつ。
でも、自分が生きているのは、こんなに美しい世界なのかとも思う。
自分が見ているのは、本当に世界の一部なのだということを実感する。
怖くて、何回も読む気にはなれないけど、唐突に読みたくなるときがある。
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濃い本です。ズシリと響きます。メメント・モリとは「死を想え」の意。また年とってから読みたい本の一冊。
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高校生の時に読んだ時の感想と、今現在見るのでは、多分違う事を思ったり感じたりする本。その時の気分、と言うのもあるけれど、多分いろいろな事を知って、賢くなったり、愚かになったり、卑怯になったり優しくなったりした分だけ、知った分だけ、醜くも美しく感じたり、気持ち悪くなったりするのではないかと思う。
私は初めとても怖かった。宗教観の違いが迫ってくるようで怖かった。