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人生を成功させる7つの秘訣 みんなのレビュー
- スティーヴン・コーヴィー (著), 日下 公人 (訳), 土屋 京子 (訳)
- 税込価格:2,136円(19pt)
- 出版社:講談社
- 発行年月:1990.9
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紙の本
「刺激」と「反応」の間にあるもの。
2008/12/06 12:41
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リーマン・シスターズ - この投稿者のレビュー一覧を見る
十八年前に書かれたものとは、とても思えないと感じるたのが、本書の刺激に対する私の反応だ。
とくに、緊急度重要度がともに高いことと、緊急度はないが重要度が高いものの比率について、パレートの法則に近いことを説き、いわゆる準備・予防が「事を制する」との説明は、ハインリッヒもびっくりだ。昔から、実はそうだったのかもしれないが、今の私にはとても新鮮に思える。
驚くのは、その時代背景のときに次の記述が本書にあることだ。
「ビジネスの世界においても、途中のステップをとばして近道した結果」すなわち効率性を重視するあまり「信頼関係を築くのに大切な根本の指針や手順に一向に関心を払わない」結果が、ご存知の通りの企業環境である。「さしせまった痛み(問題)をだましだまし、しているうちに(著者はバンドエイドの応急処置と表現している)、もとになっている病巣は悪化するばかり」
著者はもちろん意識してはいないが、十数年前に今の日本企業の現状を予見していたと思えるほどだ。それとも、当時の米国がそうだったのであろうか。とすると10年以上のタイムラグが日本との間にあることになる。
平たくいえば、例えば同じ商品でも販売側と消費者側では、見る視点が違う。
そのことに、気づくことさえ出来ない従業員を、抱えざるをえない企業の事情。
消費者の方が自身のレベルを高めて、その事情を理解できるまでになると、腹も立たない。
「人には反応を選ぶ自由がある」
もし出版当初に本書を目にしたとしても、社会の状況が、その前に自分の状況が、本書を理解するだけの環境になかったと思う。刺激を受けても、理解できるだけのものがなければ反応できない、という本書のもう一つのテーマを改めて実感した。
「大きく育って欲しい」と願いながら違う花に水をやっていたり、一生懸命”はしご”を上ったが、”はしご”を立てかける壁が違っていたとか、普段、気づくのは結果ばかりだ。
「人間の行動は、自分の決断の結果、生じたものであり、状況が作り出したものではありません」との著者の言葉が、心底、、理解できた。
そして「自分の一生で何がいちばん大切かという視点」に大きく反応する自分を発見した。
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