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2006/05/04 高校生の話とは思えないのだけど。
80年代というのは、こういうのがポップだった時代なのね。
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絶版してます、おそらく。私はブックオフで発見しました。
映画化もされていて(1993年にね)、主演が染谷さんなので見てみたい次第です。
高校生が過ごしたある4日間。
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この話の中のレイコは、私に似ていて.
一番、心に残ったところは、
「ただ、君が最も君を君らしく生きてくれれば、その幸せは君だけのものではないということぐらいは知っておいてほしいんだ。」
というところです。
2番目は、
「だけど、例えそうだとしても、他人から本当に大切に想われているってことは、人が生きて行く上でニンジンなんかより100倍も不可欠なことじゃないだろうか。」
というところです。
レイコがすべてを通り越して、「大学、どうするの?」と、高校2年の僕に聞くところがよく理解できた。
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世の中、確かにあんまりじゃない?と思う作品もある。でもやっぱり世の中に流布するもんは、それなりにどっかいいところがあるもんだ。
が、久々にきたよ。どうにもならない愚作。こーいうのを、自慰小説っていうんだよ。最低。いい所が、全くない。
日本語の勉強しなおしてこい!って。1984年の文藝賞だそうだけど、あの頃ってロクでもない世の中だったんだなぁって改めて思った。
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昭和59年度文藝賞受賞作品。
主人公はユーイチ、17歳。
“彼自身がこの『シーズ・レイン』を書いている”という表現に、これは主人公=平中悠一、作者自身??
ユーイチにはレイコという仲の良い女の子がいます。
いわゆる友達以上恋人未満の関係、というやつです。
レイコもユーイチもお互いに好意は持っているけど、物事はそう単純ではないらしく…。
やっぱり、お話は80年代の香りがします。
「かあいい」=可愛い
これ、すき。
「かあいい」って言い方がかあいい、と思ってしまいました。
お話としては正直ちょびっと物足りなかったかな。
お酒も飲むし、チークダンスも踊るし、音楽もできるし、と一通り遊びなれている高校生たちが出てくるのですが、単調な流れ。
でも、17歳という時代を描いている、という意味ではリアルなのかもしれないですね。
カタカナがたくさん出てきていることがちょっと辛かったです。
江國香織さんの小説を読んでいても時々感じるんですが、たとえば、紅茶の名前や画家の名前だとか分野が分かるものは良いのですが、全く何なのか見当がつかなかったり。
*パーコレーター(コーヒー沸かし器)、バド(多分お酒?)などなど。
辞書片手です。
一番難しかったのは“スタンダードなレパートリーをさらったあと、キャンディなオリジナルをヘッドアレンジで作る”。
音楽用語?????
この時代のひとならば、全部理解できちゃうのか、聞いてみたいところです。
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おそらく人生の中のある一時期、ある瞬間にだけリアルに存在する小説。言葉の使い方がうまく(ときに気恥ずかしくなることもあるが)、そのことがこの作品をコバルト文庫になることから救っている。
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今読んでもやっぱりなんてことないラブストーリー(ともいえないもの)なのだが、今回はなんだかわからないがものすごくよかった。校門での別れのシーン「一人で歩いていってほしいんでしょ」というレイコのセリフには思わず息が止まった。個人主義でありたい男とそれを理解したくない女というストーリーに自分と照らし合わせてしまった。ユーイチたちのバンドの名前が「ストリート・キッズ」。うーん、80年代だなあ。BGMは佐野元春でしょう、やっぱり。ラストシーンが坂道を下った交差点というあたりがいい。(20010810)