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ハリス・バーディックの謎 みんなのレビュー

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みんなのレビュー14件

みんなの評価4.4

評価内訳

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14 件中 1 件~ 14 件を表示

紙の本

答えが無い事に耐える午後

2007/09/02 10:59

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る

クリス・ヴァン・オールズバーグの絵本の中でも 1番好きなのが この作品である。


 14枚の絵が 脈略も無く 並んでいるだけだ。各々に短い一文がついている。しかし 何の説明にもなっていない。


 陳腐な言い方をすると 一種のロールシャッハテストなのかもしれない。絵の解釈は 読み手である僕らに 完全に任されている。巻末に答えがついているわけでもない。


 僕らは 時として 答えが無いことに 漠然とした不安を持つことがある。自分がいくら想像力をかきたてて 何かを これらの絵から「取り出した」にせよ それが「正解」なのかどうかがわからないと 落ち着かなくなる。

 但し そんな「正解探し病」から 卒業することも大事なのだと 僕はたまに思う。答えがないものは この世の中には いくらでもあるし 強引に「答え」を作り上げることに起因する悲喜劇は枚挙の暇がない。


 そんな僕らに 本書は 時として挑戦的である。モノクロだけで 作り上げた極彩色の絵本が 僕らに 「答えの無さに耐えろ」 と語りかけてきている。

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紙の本

オールズバーグ・マジック

2004/06/02 20:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風(kaze) - この投稿者のレビュー一覧を見る

絵本というより画集といった感じのする一冊。オールズバーグの14枚の絵が右頁にあり、左頁にそれぞれの絵の題名と短い説明文が載っています。
何かストーリーが展開していくわけではありません。絵を見た読者が、題名と説明文をヒントにしてそれぞれに話を思い描いてみる、そういう趣向になっています。

ここに掲げられた14枚の絵は、ハリス・バーディックと名乗る男が、出版社のウェンダーズ氏に次のように言って置いていったものです。

「私は十四のお話を書き、そのひとつひとつの為に沢山の絵を描きました。今日は見本としてお目にかけようと思って、一冊につき、絵を一枚だけ持参しました」
本書「はじめに」から引用(村上春樹訳)

この残された14枚の絵を持ってきた謎のバーディック氏は、ついに現在に至るまでウェンダーズ氏の許に現れず、彼がどうなってしまったのか? どこに行ってしまったのか? そしてどこにいるのか? 全く分かっていないのです。それぞれの絵にどんな話がついていたのか空想を広げてみる愉しみとともに、このハリス・バーディックという男についても、あれこれと想像をたくましくしてみる面白さがあります。

カラーではなく、モノクロの14枚の絵。それぞれの絵に表現されたミステリアスな幻想性も素敵ですし、なにより白黒の絵の中の光と翳の美しさ、これが実に見ごたえがあります。モノトーンの絵の中にきらめく光の輝きは、オールズバーグ・マジックとでも名づけたいもの。絵の中に吸い込まれるように見とれてしまいました。

一枚の絵を眺めた後で、「さて、この絵がつけられた話はどんなものだったんだろう」と想像してみる愉しさを、私は14枚の絵から体験しました。通常の絵本の愉しみとは違っているので、ちっとも面白くないと思う人もいるでしょう。
でも、例えばルネ・マグリットの絵がそうであるように、ここには絵を見て色々と空想の翼を羽ばたかせてみる面白さがあります。見る人それぞれに別々の話が、世界が広がるような味わいがあります。

どうです、あなたもオールズバーグの絵の魔法に魅せられてみませんか?

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紙の本

この本は所謂「絵本」ではない。

2002/11/03 14:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くーぱー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 おそらくこの絵本を初めて開く人は一体何の本だろうと思う違いない。実際に僕はそう思った。読んでみれば分かるのだけれどこの本は所謂「絵本」ではない。
 物語と呼べるものはそこには書かれていないし、主人公と呼ばれる人も登場しない。
 ただ前述とは逆説的になってしまうのだけれどそこには確かに心に残る物語が存在する。それはこの本を読んでいただければご理解いただけると思う。

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2007/02/05 19:47

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2010/06/07 22:28

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2011/07/05 14:12

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2011/12/27 23:29

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2011/12/18 00:43

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2015/09/15 17:27

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2023/03/02 07:59

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