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読書感想文で読んだけど、幻想的な言葉回しや世界観が素敵で最後は胸がギュッとなった カバーイラストもとても内容と合っているなあ
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「銀河鉄道の夜」は、私が小学校の時から大好きなお話です。
常に死の影が付きまとうお話です。そこが、独特な透明感を出していると思います。
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私が持っている「銀河鉄道の夜」の本と同じものではないのでわかりませんが、短編がいくつかはいっていてその中の一つが「銀河鉄道の夜」です。動物から見た世界などの発想は面白いなーとは思うけど、子供の教科書に載せて小学生とかに読ませたら何が言いたいのか分からず小説嫌い・本嫌いになってしまうと思う。もっと年齢が上になって思考力がついてから読む物語だと思う。
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先生指定で本当は新潮文庫で買わなきゃならなかったんですが、表紙に惹かれてこちらを買いました。その後でちゃんと新潮文庫も買いましたが…まさしく銀河鉄道の夜!と思える綺麗な表紙です。一目惚れでした。
「銀河鉄道の夜」
高校生の時に初めて読んで、ときどき空白があることにとても驚いたことを覚えています。そんな本は初めて読んだので。
とても綺麗な表現です。頭の中にきらきらした情景が浮かんでくるようです。しかし、どこかさみしく悲しく感じます。沈没した船から子供たちがやってくるところや、カムパネルラが消えてしまうところは、ぎゅうと胸が締め付けられるようでした。
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別の出版社の本が家にあったけど、表紙のイラストがあまりに素敵だったので購入してしまいました。
本編以外で印象に残ったのは「よだかの星」。
一郎が弟を思いやる気持ちにじーんとなりました。
不思議な世界感が文章だけで表わされていて、とても魅力的です。
しかし、昔の話なので仕方ないですが、空欄があるのがすごく気になる。
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確かに集英社文庫の同タイトルなんだが、こんなひどい装丁じゃなかったんだがこれしかない。
私が読んだのは、2007年のナツイチ限定カバー。
どんな作りにしたって中身は変わらないんだけど、本は電子書籍なんかと違って、一冊の完結した存在なんだから、色々気を使ってほしい。
好みの話ではあるが、akb48とかを表紙に起用するのはチャンチャラおかしいのでやめてくれ。蒼井優は最高。私は間違っていない。
ついでに巻末の解説についても言及させてもらえば、いいかげんに宮沢賢治をステレオタイプな芸術家かくあるべき的幻想をもって語るのは時代遅れすぎると思うのだ。
〈はっきり言ってしまえば武田鉄矢の文章についてなんだが、そもそもなぜ彼の鑑賞が載っているのかも不明だ。丁寧に武田鉄矢(俳優)とまで注意書きがある〉
“賢治がすきだなぁ、なんか、いい人だなぁ。宮沢という人は…。”
という書き出しで始まるが、そんなことこの本のどこに書いてあったんだ?書いた文章から作者の人となりを想像する意味が全く解らない。個人の楽しみなら否定はしないが、巻末にのせるのなら否定する。この人は宮沢賢治が書いた文章だって身構えて読んでるに違いない。宮沢賢治の書いたものだからそれを読む時は自分の純粋で素朴な部分を思い起こさせられなければならない、みないなプレッシャーを感じてやがるに違いない。
そんな気負わなくても、銀河鉄道の眩しい車窓が見えるから。
安心して読めよ。
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前々から読もう!と思っていて、ついに表紙に惹かれて購入。
今更になって初めて通しで読みました。
文章表現がすごく独特だと思います。ライトノベルボケだった私にはなかなか読むのに苦労してしまいました。
文章表現が独特で難しい感じがして、完全に読みとくことはできないのに、何故か思い浮かぶ情景。感覚的というのでしょうか。
これは時間をかけて、繰り返し読んでいきたい作品です。
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浅田さんのカバーイラストにつられて買ってしまいましたが、個人的に作品のチョイスは新潮社の方が好きです。
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読書感想文を書くために読みましたが、この作品の感想文を書くのは難しいですね。
結局、感想文はほかの本にしてしまいましたが、宮沢賢治の名作を読むことができてよかったと思います。
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「銀河鉄道の夜」をちゃんと読むのは初めて。まずは「やまなし」、今読んでも不思議で分からないなぁ、という感想。小学校の授業で読んだのが懐かしい。「よだかの星」も高校でプリントで配られて読んだことがあった。「いちょうの実」、「ひかりの素足」、「風の又三郎」は初めて。さて「銀河鉄道の夜」に限らず宮沢賢治の話は読む人それぞれの思い浮かべる風景は違うんだろうなと感じた。それに時代が違うからニュアンスとかが分かりにくいと感じる部分もあった。注釈も多いし。しかしそういう部分は飛ばしてもいいから作品全体の雰囲気を味わえればそれで充分。「銀河鉄道の夜」はジョバンニに自分の子供時代を重ねて感じるものがあり、なにより銀河鉄道の風景を想像力を総動員して思い描くのが楽しい。
また後ろが解説はありがたい。作品をざっくり振り返ることができるし、解釈にもなるほどと感心。
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銀河鉄道の夜が読みたくてどれを買おうか迷っていたところ、
この綺麗な表紙が目に留まり購入。
銀河鉄道の夜の内容は凄く考えさせられました。
私にとってのほんとうの幸いって何だろう、と。
これは私にとって永遠のテーマだと思います。
目を閉じればジョバンニやカムパネルラが見ているものが浮かんできます。
綺麗で切ない世界観に惹かれていきました。
言葉で表現できない程大好きな小説です。
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子供時代に読み損なったので、今更あらためて。
表題作の「銀河鉄道の夜」は、なにもかもが現れては流れて消えていく幻想的であやふやな夢の世界だけれど、良いことも悪いことも、なにかしらの未来を予感させる。不安定で心許ないジョバンニの揺れは、そのまま賢治の深層だったのかもと思う。
死んで光になることを選んだ「よだかの星」は、そこしか行き着くところがなかったのかと、現代にも通じるいじめの根深さを思い知る。
ファンタジーと思って読みはじめて、意外な現実感を突き付けられたように思う。
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この小説を読んでると、たくさんの青色が浮かぶ。
私の中での銀河鉄道は、いつでも夜の世界で星が瞬いて、カムパネルラとジョバンニは無表情で寂しそう、不安そうにしてる。
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「やまなし」
蟹のホームドラマ
子供たちは春に世界の厳しさを知り
冬に酒の味を知る
「いちょうの実」
いちょうの木についたギンナンたちが風に飛ばされ落ちてゆく前夜
夢とか不安とか好き勝手なことをしゃべり倒しているという話
母であるいちょうの木は黙って悲しんでいるばかりだが、そこには作者の教師としての思いが投影されているのだろうか
「よだかの星」
世の中にうまくなじめない鳥が星になろうとする話
そんな生き方しかできない不器用さは愛すべきものだが
それを不遜と見る向きもあるかもしれない
一部、独特のユーモアセンスが炸裂してます(市蔵って・・・)
「ひかりの素足」
雪山で遭難した兄弟が、気付くと地獄への一本道を歩かされている
冒頭、不吉の予兆として「風の又三郎」が登場する
また、ある意味では「銀河鉄道の夜」の陰画であるとも言える
「風の又三郎」
親切で頭のよい転校生・高田三郎少年だが
村のしきたりや上下関係には無知・無頓着であり
それゆえ周囲の子供たちとうまくかみ合わない
物語は親の都合で唐突な結末を迎え、すべては迷信に回収される
「銀河鉄道の夜」
カンパネルラは一足飛びでいいところに行ってしまった
どこでレールが別れたのか知らんが
ジョバンニは再び銀河鉄道の切符を探さなくてはならない
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銀河鉄道の夜を読んで、死物語なのだけれど背景がとても綺麗で主人公と空の旅をしている気分でした。
でも、夢から覚めて後、一緒に旅をした大切な友達はもういない。
その現実を知った時は、衝撃だけれど悲しみとは何か感じた。
またこの本の中に入っていた。よだかの星。
私たち人間は当然のように物を食べて生活しているけれど
それは、なにかを犠牲にして生きているということを忘れてはいけない気がした。