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アンナとお母さんは、お金がないが、金時計などすてきな物とひきかえに、羊の毛をもらったり、糸を紡いでもらったり、機織りをしてもらったりして赤いオーバーができあがる。
最後には、オーバー作りにたずさわった人々をクリスマスパーティーに招待する。
最後の場面からは幸せ感があふれてくる感じで、ほっこりと心が温まる。
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戦後の貧しい時代に、アンナの母が農夫や仕立て屋さんなどとアクセサリーや食器と物々交換して、長い時間をかけ、アンナに赤いオーバーを作る。登場人物がみんな温かくて、いい人ばかり。
赤いオーバーが仕上がると、オーバー作りに携わった人たちをクリスマスパーティーに招待する。みんなアンナのオーバーをほめて、楽しく過ごす。
最後のシーンは、みんな楽しそうにしていて、温かい気持ちになる。
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小さい頃にこの本に出会っていたら、きっと毎日、そして何年も読んでいたはず。わかっていても先を楽しみにできる展開、そして最高のオーバー。素晴らしい絵本です。
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◆『ペレのあたらしいふく』類書めぐり。
◆実話。ペレと違い、お母さんのアンナへの愛が主体で、交換するのも労働ではなく貴重品。読み比べると、戦争直後の物不足の苦労のわりに、ペレより楽しているように思えてしまうので、意識しない方がよいですね。決定的に違うのは、戦争という時代性と鮮やかな赤!この赤が希望の象徴のようによく映えています。タイトルの前に配置された荒廃した街の様子がこの希望の赤との対比になるので、物語に入る前にじっくり眺めておきたいところ。
◆染料がコケモモなのは『もぐらとズボン』と同じ♪
◆読み語りの際、荒廃した街の1頁目を見せながら「これがアンナのすんでいるところです。アンナとお母さんがいますよ。どこにいるかな・・・」とかいうのはありでしょうか。
◆クリスマスに。
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烏兎の庭 第一部 絵本 3.2.02
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/ehon/tanpyo.html#030202
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クリスマス絵本、数年来気になっていたので、ようやく借りてよんだ。
戦争が終わったら、アンナはオーバーを買ってもらうはずだったのに、どのお店もからっぽ。
そこでまず、アンナのお母さんは、金時計と引き替えに羊毛をもらうことにして……。
第二次世界大戦後に実際にあったおはなし。
第37回 青少年読書感想文全国コンクール 課題図書。
こういうおはなしなんだね。
『ペレのあたらしいふく』を思い出した。
戦争後と言えど、アンナの家はお金持ち。
お母さんも、物々交換するだけでなく、毛糸を赤く染めてくれた。
ものは、多くの人手が加わって、いまの形になっていくんだよなぁ、と、しみじみ思う。
お父さんが出てこないのは、戦死したからなのかな。
文より絵が多いのだけれど、丁寧な絵もまるまるしていて印象がよかった。(12匹の羊がかわいい。アンナの髪型はなぞ。)
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いきなり戦争の話で少し暗いトーンから始まった物語。
お金も食べ物もないのに、お母さんが戦争が終わって最初に買いたいものは娘の新しいオーバー。
お金がないから、と家に僅かに残る金時計やランプ、ネックレス等を惜しげもなく差し出して、オーバーを作るための材料や仕立て代にあてる。
お母さんの太っ腹な心意気はカッコいい。
お母さんから依頼を快く受ける大人達も優しい。
クリスマスイブに、オーバー作りに携わった全ての皆さんをご招待。
戦争が終わった直後は何かと気分も暗く、塞ぎこみがち。
少女のために一肌脱ぐ大人達の優しさに溢れた物語。
ささやかだけれど温もりのあるクリスマスパーティーはとても素敵だった。
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戦争後、物のない時代に、約束していたオーバーをしつらえてもらうおはなし。
原料から、形かわってオーバーができてゆく過程は懐かしく感じます。
たくさんの人の手をかけて、大切なものが出来ていくのですね。
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戦争のあと、お金がない親が子どもにオーバーを買う約束のために家のものと物物交換でオーバーの材料を集めていく。
冷静にみて、窮乏状態な訳だが、徹頭徹尾明るい。悪い人が一人も出てこない。ご教訓も説教もない。どのシーンも、ただただ、小さな楽しさになっている。
絵が、リアルでもファンタジーでもなく、地に足のついた楽しさを出している。
こんな素直な話、すれてしまった大人には書けない。
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ペレのあたらしいふく」を思い出した。ペレは自分の労働やその対価として服を手に入れたけれど、アンナはお母さんと一緒に大切な品々を交換してオーバーを手に入れた。 戦争の影が色濃く残っているのも特徴。お母さんの表情や街の様子から少しずつ復興していっているのがうかがえた。 こんな風に手に入れた品物は本当に宝物だろうな。
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第二次大戦後の混乱期の話。
どこの国の話だろう。
いい話です。
アンナの赤いコートを作るために、お母さんはどう工夫したのだろう。
現金はないけど、クオリティの高い物品が家にはある様だ。
お母さんは、自らの要求の見返りとして、家にある品々を
渡す。
でも、お母さんに協力してくれた人達は、自分のしたことの対価として、最後に物品を受け取る。
ここがさわやかで良い。
登場人物の表情も良い。
ここは何処だろう。
ヨーロッパだろう。そして敗戦国ではなさそうだ。
羊さんが出てくるから、イギリスかな。
戦勝国だけど、やはり戦争で辛い思いをした。
その辺の時代背景は刑事フォイルで勉強させてもらった。
絵本の絵の中の文字は英語だ。
This Coat is for Anna
やはりイギリスの話かなぁ?
因みに印刷したのは、今変なCMを流してる凸版だ。
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1990年初版のロングセラー本。ふゆの読み聞かせやブックトークで定番。戦争が終わった安心感の中、新しいオーバーを作ってもらう嬉しさ。一つの物ができるまでに関わる沢山の人が関わっていることを知る。
オーバーの1番の貢献者は羊!「メエエエ!」がいいね。
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小さい頃に読んだ絵本。
ひとつのものが、沢山の人の手を借りてできることを知った。
暗い色調の中でアンナの赤いコートがとても鮮やかで綺麗。
手放してしまったけれど、また手元に置きたい。
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今日もコートなしではいられないほど寒い。
懐かしい絵本を読み返す。
戦後、新しいオーバーを買おうにもお店の中は、空っぽで…
お金の代わりに家にあるものと交換してもらうことに。
まずは、羊の毛と金時計。
だけど春になるまで待つことに。
ランプと引き換えに羊毛を紡いでもらう。
ネックレスと引き換えに布地を織ってもらう。
ティーポットと引き換えにオーバーを縫ってもらう。
とても日数が、かかったけれど赤いオーバーは出来上がる。
クリスマスイヴには、オーバーを作ってくれた人たちを呼んで楽しく過ごす。
何もないところから作りあげるものは、みんなの協力も必要で、待つという辛抱強さもいる。
だけど世界でひとつしかない尊いオーバー、大切に着るだろうな。
寒い日にほっこりする話。
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戦後の何もない時代に、子供の新しいコートを作るために物々交換のように少しずつコートを作り上げるまでのお話。
でもこんなに交換するものがあったってことはそれなりにお金持ちのお家だったんだろうなぁ。
なんて無粋な事を考えてしまう母はダメだなぁ。