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全体のスタイルが素敵。
悪童っぷりが痛快。
ラスト爽快。
教えてくれたN、ありがとう。
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アガサクリスティーと名前が似てるけど違います。ハンガリー人です。
双子の幼い少年の目を通して描かれる戦争。きれいなものも汚いものも、目をそらさずに淡々と文章に定着させていく感じです。
読後感は「ひりひり」です。
『ふたりの証拠』『第三の嘘』との三部作。裏切られるような意外な展開に翻弄された一人です。
エネルギーのあるときにドウゾ。
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三部作の最後まで読まないとまるで結末が読めない。三部作が三部とも、全て違う話を読んでいるような印象を受ける。淡々と、だんだんと、深まっていくように、原始的な残酷さだと思っていたものが、追い詰められた狂気のようになっていく。
恐くて、面白くて、一息もつけず最後まで読み通したくなる。
こんなの初めて読んだ。
読んでしばらくたっているので、詳細は覚えていないんだけど、読んだインパクトだけは忘れられない。
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中学生時代に貪るように読みました。双子が「ぼくら」の視点から淡々と語る日常。善悪、美醜の観念なんて存在しない、そんな世界で、彼らはタフに生きて行く。ラストはなかなか衝撃的です。
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祖母の家に疎開してきた双子の兄弟が、戦争中の生活についての話を語る手記のような構成。徹底的に感情が排除された淡々とした文章で綴られる、エゴイズムとか、性とか、暴力とか、死とか、がなんだかとても怖かった。そんな悲惨な状況のなかでもしたたかに生きていく双子達にも、強さとかたくましさというよりもむしろどこか壊れたような不自然さを感じてしまった。
ラスト、まるでふたりでひとりだったような二人が別々になってしまったことがすごく唐突のように思えて意外でびっくりで、続編があるときいたのですごく読みたくなりました。気になる〜!(2004/10/26)
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読んだら眠れなくなるよ〜、といわれて心構えができてたせいなのか全然ショックは受けませんでした。ただこんな子供たちが実際に出てきかねない状況をつくりだすもの、戦争、は怖いです。
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10年ぐらい前に話題となった本。ダビンチの創刊号でモッくんが自慢げに持っていたような記憶が、、、関係ないですね。これ三部作なのですが、この一作目が、はじけています。無駄なモノを排除した淡々と無機質な日記形式の文章がサラサラと流れていきます。訳もキマッており読みやすい。設定や狙いどころが安直。10年ひとむかし。
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まさに、奇跡の書だと思う。著者は、母国語で、この本を書いたのではない。いわゆる第二外国語で出版されている。その言語。そして、善悪の彼岸を飛び越える想像力。意志。絶賛に値する書だと思う。この悪童日記三部作を読んでいる最中、私は寝食を忘れた。
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あなたが「あなた」である理由はなんだろうか?
幼く美しい双子の「ぼくら」が、身の回りで起こったことを淡々と記していく物語。
鮮烈なまでに醜く、残酷な世の中が、透明な(これは「純真な」と同義語ではない)かれらの目を通して、余分な感情を除いた事実のとおり語られていく様は、この作品の特異性を雄弁に示している。
しかしこの作品の真髄は、この一冊だけでなく、続編の「ふたりの証拠」と「第三の嘘」まで、すべて読み通したときに初めて得られるのだ。
最後の一文にすべては託されていて(後に作者のクリストフは続編を書くつもりはなかったと自ら言っているものの)、そこから紐解かれていく、なぞめいた続編、続々編は、読むものの「自分」という枠組みへの疑問を誘わずにはおかない。
そう、すべての「日記」、すべての「証拠」、そしてすべての「ぼくら」は、所詮「嘘」に過ぎないのである。
「君に存在価値はあるか そしてその根拠とはなんだ」(生活/syrup16g)
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読ませる書き手。主人公は双子の男の子。内容を一言で表すなら『生々しい』だろうか。自分にとって限りなくフィクションに近い舞台にも関わらずリアルさを感じる。日本じゃおめにかかれない本。
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ダヴィンチ創刊号の表紙でみて初めて知った本。
一気に引き込まれて、最後は暗闇でいきなり灯りを目にした様な、夢から醒めたみたいな衝撃がある。このシリーズだけは一生手元においていると思う。
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胸に残る衝撃。込められたアイロニー。
淡々と語られている行間に潜む人間の精神的グロさ。
単なる戦争批判の本ではなく。
単なる大人の愚かさだけもなく。
そして単なる精神論でもなく。
一回では「読み切れない」な、と。
一つの話に幾層もの「読み」があるので、奥が深いというか。
何度も読みたいと思わせる作品。
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ずっと前に流行ったから読んだもの。おばあちゃんちに預けられた双子が、残酷に独自の美学で育っていく話で、最後がやっぱりなって感じだったはず・・
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ぜんぜんどうしようもないかんじなのになぜか読み終わった後さわやか。
なんか魔女と呼ばれる変な老女と住む人権の無い双子の話。
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高校のときに読んだな。
3部作を読まないと完結しないけど、一作一作が全然違う構成で不思議。
舞台になっている国の情勢に疎いから、知っていればもっと面白かったかな。