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雪道の自動車事故で半身不随になった流行作家ポール・シェルダン、元看護婦の愛読者に助けられて一安心したのが大間違い、監禁されて「自分ひとりのために」小説を書けと脅迫されるのだ。キング自身の恐怖心に根ざすファン心理のおぞましさと狂気の極限を描き、作中に別の恐怖小説を挿入した力作。ロブ・ライナー監督で映画化。
目次
第1部 アニー
第2部 「ミザリー」
第3部 ポール
第4部 女神
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外国人小説はこれが初めて。映画を観てからの原作です。
正直映画よりも怖い。映画にない描写や細かい心情があってとても楽しい。
人間が一番怖いと改めて痛感した。
足が痛くなった。
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私が読む小説の中では割と長い方でした。
でもはらはらして、最後まで面白く読めました!
人間って本当に怖いと思いました。
途中でシャイニングの話が出てきていたのがすごいと思いました(o・ω・o)
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怖いわー
この執拗なまでに痛めつけるアニー
映画は見ていないけど、キャシー・ベイツの鬼気迫る印象(予告編とかそんなのを記憶しているんだろうな)が、ずーっと頭に浮かんで来て・・・
今年足の骨を折った自分は、痛みに対してとてもリアルに感じてしまって、怖い怖い
スティーブン・キングしかり、コーマック・マッカーシーしかり、容赦ないですわ
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ハードカバー版が見つけられず…噂の裏側が見れなかったのが残念。
臨場感たっぷりで、とても恐ろしい。
これ、絶対途中でアニーに見つかる!と思いながら新しいページを開いた時に、さらっとそのページの最後の行まで目を走らせて、まだ大丈夫だ…ということを確認しないではいられなかった。
最後まで気が抜けず、終わってやっと正常に呼吸できた。
一番怖いものは何かって…やっぱり人間なんだなと思う。
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怖いというか読んでて脚が痛かった。アニーがアメリカンなラリったおばさんって感じで良かった。
ハードカバーの表紙を外すと劇中作『ミザリーの生還』の表紙になってるという凝った作りも流石。
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一時期凄くはまった時期に読んだかと思ってたら、意外にも読んでなかった…!
恐怖よりなにより痛いのが嫌だー!とじたばたしながら読了。
遠慮会釈無くスパーンスパーンやられますからね…。
映画版のDVDジャケット見たらイメージ通りでした。
いつか観てみたい気も。
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小説家ポールが交通事故を起こし、救助した彼のファンであるアニーに監禁されてしまう物語。
熱狂的を超えた狂信的なファン心理と、小説家としてのアイデンティティが中心に描かれているように感じました。
身体的・精神的な苦痛が続く反面、小説家の仕事において理想的な環境が出来上がります。
登場人物は少なく場所の移動もありませんが、それによる局所的な恐怖が詰まった一冊。
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人間って怖いですね…。
恋愛とは違い、友人や家族に対する愛情とも違う、ファンの心情って難しいと思います。
アニーが完全な悪人として描かれていないため、ほんのちょっとだけ彼女自身も可哀想だと思ってしまえました。
…いや、それでも女神怖い。
極限まで追い詰められると、ポール氏のようになるんですかね?
最後まで安心出来ないお話でした。
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序盤は少し気怠さを感じさせられたが、後半、特に第二部後半からは、スラスラと読めるようになった。
グロテスクな表現はあるが、グロ耐性ない人でも読めるんじゃないかと思う。
一読の価値はあるとここに評したい。
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2020.07.11 読了。
ついに読み終わってしまった。
というのが第一の感想。
ど真ん中のホラーでは無いので、ゾッとする展開はほぼ無かった。
ただ、グロテスク(足と親指切断)なところが読んでて辛かった。
切断が決まったところは「うわぁー、マジか!いってしまいよったー!!!」って思った。
唯一ゾッとしたシーンは
『第三部 ポール』の最後。
シンプルに「えっ…?」これ続きどうなるの!?と怖くなった。
家の中移動していたのがバレてもうポール自ら言っちゃうところは何かほのぼのしてたり、『ミザリー の生還』完成間近の仲良くなってきてる感があったりと、物語の緩急がすごい。
原書で読める人はもっと楽しめるんだろうなー。海外作家の作品は。
昔の翻訳物は表現が分かりにくい所があるのがちと残念なところ。
久々に面白い小説が読めた。
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2020.12.1
めちゃ怖かった。。そしてすごく面白かった。
ほんの2,3行だけど、オーバールックホテルについて触れる場面があって、シャイニング大好きマンなのでちょっと嬉しかった
しかしオーバールックホテルからそう遠くないところにアニーの家があるなんて!驚き。
アニー、根はただの愛読者だから、憎めない部分も多くて嫌いになれない。笑
("たまに見せる少女のような表情"の時とか)
文庫版で読んだけど、訳者あとがきのキングのエピソードにもゾクっとする話があって、最後の最後まで楽しめた一冊だった。
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アニーの不在時に、部屋を探検する時はなんともスリリング。ハラハラドキドキさせられっぱなしなのですが、ハラハラドキドキおぉぉセーーーフ。ではなく、容赦なくポールが痛めつけられるので、不憫で見てられません…。
分厚い長編で自我をどんどん削り取られる恐怖が描かれていて、いざチャンスが訪れた時、(いけいけー!今だ!ってならない。)私の心もポッキリ折られていることに気づかされる恐ろしい小説でした。
映画は未視聴でしたので、機会があれば見てみよう。
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すごく良かった。文字だけでこんなに恐怖させられたのは後にも先にもこれきりだろうな。ポールの心情が痛いほど伝わってくる。特に人間の生理的欲求の波の押し寄せを競馬に例えるのは天才だと思った。場面の臨場感が高く、ドキドキしながら読んだ。アニーがとても恐ろしく、私もファンとしての在り方を今一度考えさせられた。ポールが今までで一番良い小説を書けたのは皮肉にもアニーのおかげであり、「女神」として彼女がポールの中に残り、彼を呪い続けるのが印象深かった。ポールが今置かれている状況が、段々と小説の内容に影響してくるのも面白い。
タイトルの「ミザリー」通り、悲惨な結末で終わるのだろうかと思ったが、それなりに救いある良い結末で終わってよかった。やっぱりそう来なくっちゃね。
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だいたいホラーは苦手だ。小さな頃から怪談めいたものやグロテスクな描写は嫌いだった。
これは流行作家が、交通事故の結果、わたしこそあなたの一番のファンと自任する中年女性に捕らわれて、その一人のための小説を書かされる話。
キングだから、設定やプロットは十分寝られていて、逃げようにも逃げられず、どんどん痛めつけられていく様子が、克明に描写されていく。
やはりわたしは、このての話しは苦手だ。