紙の本
入り込めなかった…
2002/01/08 22:36
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投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
人気作家が熱狂的ファンに監禁されてしまう恐怖を、実際に熱狂的ファンを持つ人気作家が描いた作品。映画よりも小説の方がより執拗な恐怖が伝わり、最後までどうなるかが気になってなんとか読みきれたものの、人気作家とはまるっきり接点がないせいなのか、どうにもこうにも入り込めずに中途半端な気持ちのまま終わってしまいました。のめり込めたら面白かっただろうと残念に思った作品です。
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怖い話です。映画化されているけれど、まだ映画は観ていない。いつか、もう少し小説を堪能してから観たい。
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交通事故を起こした瀕死の作家を救ったのは、彼の作品のあまりにも熱狂的な女性ファンだった。彼女は彼に自分だけの為の作品を書く事を要求する…。描写がかなり肉体的に来ます。いてっ。いてっ。
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これは怖いですねーアレです。あのーずっとベッドで寝たきり状態みたいな設定好きなんでこれ好きです。「自分だと・・」って思うといろいろ考えて更に怖くなる。映画にもなってるみたいなんで見てみたいなぁ。
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人間って怖い、ということを叩き込まれる一冊。気づいたらとんでもないことになっていた、という点で主人公の気の毒さ倍増。ファンだという男にサインしたキング、その男が後日ジョン・レノンを撃った、という彼自身の体験した恐怖がさらにリアリティを生んでいる気がする。
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1990年(平成2年)
第63回アカデミー賞/
★主演女優賞:キャシー・ベイツ / 出演:ジェイムズ・カーン、ローレン・バコール、リチャード・ファーンズワース、フランセス・スターンヘイゲン / 原作:スティーヴン・キング / 脚本: ウィリアム・ゴールドマン / 製作: アンドリュー・シェインマン / 製作・監督: ロブ・ライナー / (原作本)
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キングはどれを読んでも面白いですがこれが一番圧倒されたかなあ……小説家がストーカーに監禁されるという話で、ほとんど一部屋だけを舞台に、これほど長い本を息もつかせず読ませるというだけでとにかく凄い。
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キャシー・ベイツの怪演が話題となった同名映画の原作。原作も面白怖いのですが、やっぱり映像のあのイメージが強力すぎる。キング原作にしては珍しく映画≧原作となっている感じ。
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高校生の頃に、初めて読んだキング作品。読みながらキャーキャー悲鳴をあげてしまうくらい、描写がすごい!これがきっかけでキングを読むようになった。
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外国人のホラーも文字にすると怖いのね。父親に薦められて読んだんだけど、娘に薦める内容じゃないのは確かだ。(桐切)
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同じようなことが何回も何回も繰り返しで書かれているような気分になり、中盤あたりまで読み進めるのがしんどかった。でも中盤からはこの小説のリズムに慣れたのか、アニーに対する主人公の精神状態を読むのが、なんというか楽しくなってきた。ただ恐怖を感じて痛い目を見ているだけでなく、頭を使いながら必死にアニーに反抗していく様子が丁寧に描かれているのが良い。アニーに一方的にやられているだけだったら、きっと最後まで読めていなかった。辛すぎて読むのが苦しくなっていたに違いない。この作品にはホラー作品に感じる恐怖ではなく、虐待の話を読むような息苦しさを感じたので、主人公が反抗していくのが嬉しくて。
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これが一番ってわけでもないけど、Sキングは沢山読んでて、とりあえず。映画もネットで調べてレンタル屋をハシゴしたり。ホラーホラーしてるより、サスペンスホラーのがいいな。超能力がどうのも別にいいやーやっぱアメリカの空気や設定や細かさが日常感が生活感が考え方が。とにかく色々つまっているし映画もそのあと見れるし、悪い所はないのに。
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あらすじー大衆向けのシリーズ小説「ミザリー」で一躍ミリオンセラー作家になったポール・シェルドンは、自分の作品にほどほど嫌気がさしていた。ポールは、本当に書きたかった現代小説にとりかかるために、主人公「ミザリー」に美しい死を与えてシリーズを終わらせてしまった。山荘にこもり、とうとう出来上がった新作を出版者に届けるために車を走らせていたポールは、嵐の中で崖から転落してしまう。しかし付近に住む元看護婦のアニーに救われ、奇跡的に命をとりとめる。昏睡している間にポールの身分を知った彼女は狂喜する。アニーは小説「ミザリー」の熱狂的なファンだったのだ。しかし小説の主人公が最終章で死を迎えたことを知ったアニーは逆上する。ポールに主人公は死んでいなかったという続編を書かせるために異常なファン心理とサデイズムによって監禁し、数々の拷問を加えるのであった。
無理やり「ミザリーの生還」をポールに書かせようとするアニーだが、ポールが書く不真面目なトリックに怒り狂い、気に入らない言葉には狂気的な癇癪を起こす。いつ爆発するかわからないアニーだが、しかしある時は子供をあやす母のようなしぐさでポールに話し掛け、またある時は乙女のような純粋さをポールに示す。そして、アニーが実は何人もの人間を殺した精神異常者とわかったポールは、何とか脱出を謀ろうとするのだが…
映画化小説で映画に負けている作品。やはり映画はキャシーベイツが秀逸だったもんね。
ポール・シェルドンって●ドニー・●ェルダンだよね・・・多分。
主人公が身動き出来なく、気が触れた人間に頼るしかないという状況がそれだけで「ウマイ」と思わせます。
あとがきが非常に興味深い内容だったことも印象に残りました。
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キング自身の感じたであろう恐怖を元にした話。キングらしい細部の書き込みが恐怖を盛り上げる。本当に怖いのは人間なんだなぁ。
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雪道の事故で半身不随になった流行作家ポール・シェルダン、
元看護婦の愛読者に助けられて一安心したのもつかの間、
連載中の『ミザリー』の結末が気に入らないと監禁され、
彼女の為だけに小説を書くことに・・・。
ちょっとカテゴリがあっとるのかは分かりませんが、
この恐怖心は『ホラー』で。
大の大人の男が、女性に監禁されるこの怖さ。
また彼女が常軌を逸した愛読者で、
DV的なトコロもあるんですよね。
暴力を加えたかと思うと、その次の瞬間には優しく手当てをしてくれる。
話し的に重くなりそうな感じですが、ポールが『絶対に逃げよう』と
いう希望をなくさないので、そこまでつらい感じにはならずに読めました。
でもスゴイ恐怖は感じました・・・