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紙の本
ハマー最後の事件
2001/10/12 23:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作の「皆殺しの時」から19年ぶりにマイク・ハマーを復活させた、長編で12作あるシリーズの最後の作品。
ということを本についてる帯なんかで知ってから読み始めたので、とても不安でした。ハマーは変わってしまっていないかと。10年ぶりの復活ではアル中になっていた、という前例がありますので。
ところが、読んでいくうちにこんな心配は不要だったと思い知らされます。マイク・ハマーはやっぱりマイク・ハマー、相変わらずに殺し屋に狙われ、殴り合い、撃ち合い、その合間に美女を口説く。変わっていないか心配だったのが、今度は逆に20年も経ったんだからもうちょっと大人になれよ、と思ってしまいました。読者とは勝手なものですね。
ま、変わってなくて嬉しかったんですけどね。
マイク・ハマーが変わらずとも時代は変わり、個人が拳銃を片手に暴れまわり、全てを銃で解決できる時代ではなくなったことを自身がよく知っている。それでも自分のスタイルを貫き通すハマー。プロとしての自信とプライド、時代遅れという哀しさがハッキリとは書かれていませんが、行間からにじみ出てきているようで、切なく感じます。
いろいろ言われたマイク・ハマーですが、長い間ホントにご苦労様でした。
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