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百?(ひゃっけんと読みます)って誰?って方多いでしょうが、知る人ぞ知る(?)不思議小説家さんです。漱石の門下生。百?自身を主人公にした日常生活を切り取ったような話が多いのですが、本当に起こったことなのか、ゆめの中の出来事なのか分からない世界がくにゃくにゃと入り混じった不思議なお話ばかりです。短編集なので読みやすいと思います。不思議な文章を味わってみてください。ちなみに川上弘美さんも百?のファンだそうです。
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「サラサーテの盤」「山高帽子」は映画「ツィゴイネルワイゼン」の原作にあたる…と思います。個人的には「山高帽子」のなんともいえない雰囲気が好きです。寒気がするタイプ。
「花火」や「波止場」なんかも良いです。短編なので非常に読みやすい。
「餓鬼道肴蔬目録」なんかも寂しくなります…!面白いと言えば面白いのですが。順番的に「百鬼園日暦」の次なので、あぁ英字ビスケット…、と思ってしまいます。
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「山高帽子」「サラサーテの盤」「琥珀」「遠洋漁業」このあたりが特にお勧め。解説の赤瀬川原平「宇宙人の私小説」も私は好きです。
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「百鬼園随筆」と同様、小説と随筆とがランダムに詰め込んであり、その境い目が判然としないところがまた先生っぽい。
随筆のクスッと笑えるユーモア感とはまた違った、小説の悪夢でも見ていたかのような、キツネにつままれたかのような読後感は何とも言えないです。
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個人的な好みとしては
百?先生の随筆が好きです。
「ノラや」で可愛いなー
百?先生と思ってからの読書でしたが
小説はなんとも言いがたい
朝起きたら虫になっているような感じが
いつもしています。
随筆はまたなんとも可愛らしいといったら
失礼かもしれませんが、
1等だろうが3等だろうが
どっちでもいいじゃーんと言いたくなります。
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花火/山東京伝/件/流木/道連/短夜/波止場/豹/冥途/大宴会/
流渦/水鳥/蘭陵王入陣曲/山高帽子/長春香/東京日記/サラサーテの盤/
琥白/遠洋漁業/風の神/虎列刺/炎煙鈔/雀の塒/薬喰/饗応/百鬼園日暦
/餓鬼道肴蔬目録/一本七勺/無恒債者無恒心/蜻蛉玉/大瑠璃鳥/泥坊三昧
/人掏摸/長い塀/錬金術/特別阿房列車
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花火
山東京伝
件(くだん)
流木
道連(みちづれ)
短夜(みじかよ)
波止場
豹
冥途
大宴会
流渦
水鳥
蘭陵王入陣曲(らんりようおうにゆうじんきよく)
山高帽子
長春香(ちようしゆんこう)
東京日記
サラサーテの盤
琥珀
遠洋漁業
風の神
虎列刺(コレラ)
炎煙鈔(えんえんしよう)
雀の塒(ねぐら)
薬喰(くすりぐい)
饗応
百鬼園日暦
餓鬼道肴蔬(がきどうこうそ)目録
一本七勺(ななしやく)
無恒債者無恒心
蜻蛉玉(とんぼだま)
大瑠璃(おおるり)鳥
泥坊三昧
素人掏摸(しろうとすり)
長い塀
錬金術
特別阿房(あほう)列車
宇宙人の私小説[赤瀬川原平]
年譜
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収録作品:花火 / 山東京伝 / 件 / 流木 / 道連 / 短夜 / 波止場 / 豹 / 冥途 / 大宴会 / 流渦 / 水鳥 / 蘭陵王入陣曲 / 山高帽子 / 長春香 / 東京日記 / サラサーテの盤 / 琥白 / 遠洋漁業 / 風の神 / 虎列刺 / 炎煙鈔 / 雀の塒 / 薬喰 / 饗応 / 百鬼園日暦 / 餓鬼道肴蔬目録 / 一本七勺 / 無恒債者無恒心 / 蜻蛉玉 / 大瑠璃鳥 / 泥坊三昧 / 素人掏摸 / 長い塀 / 錬金術 / 特別阿房列車
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内田百閒をはじめて読んだのは中学生くらいの頃だったような気がする。改めて今読みなおしてみて、この人はやはり文章がうまいと思った。
なぜだかわからないけど、「冥途」を読むと毎回同じところで泣いてしまう。静謐で透明で、むかし見た夢みたい。
かと思えば、借金の話とか、食べたいものの列記とか、本気なのか冗談なのか、まじめなのかふまじめなのかよくわからない文章を書いたりもしていて面白い。