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大学時代、お世話になりました(笑)
「アメリカ文学史」という授業の副読本ですね。わたしの使ってた時と表紙が違いますが…。
本そのものは、作家の経歴や作品の紹介と解説、原文の抜粋で構成されていて、面白かったです。ひととおり読めば、エマーソンから現代作家までわかるようになっている。
授業ではホーソーンの『緋文字』を映画化した『スカーレット・レター』を観ました。肉体派女優のイメージが強いデミ・ムーアが普通の女性(しかもイギリスから新大陸に移り住んだ時代の話なので肌の露出が極端に少ない)を演じていて、へぇと思ったり。
文学史の授業では、歴史中心で作品をちゃんと読む事は少なかったんですが、
そんな中でいいなと思ったのは、エミリー・ディキンスン。
ひとり静かに自身の内面を、他の人とは違う世界を見ている感じが、日本でいう金子みすずみたいだな〜って。
(みすずは、もっと後の時代の人ですが)
そして、文学史ではエマーソンの次に名前が並ぶソロー。
代表作『森の生活』は、兄が持っていた宝島社文庫の新訳版をもらっていたんですが…。表紙が綺麗な森の写真で、青山南さんが解説書いてて。でも当時は読もうとしても、なかなか頭に入ってこなかった。
理解するには、まだまだ経験が足りなかったのかも(^^;
もう一度読んでみたいです。