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私は人物写真が好きなんだけど…自然をあいてに、動物をあいてに撮影ってすごいな。この人の本はガイアシンフォニー見たときから読みたかった。たまたま母親が本を借りてきて本を読むことができた。
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星野さんの写真集。
小学校4年生の時のお誕生日に買ってもらった宝物。
きれいな写真はいっぱい。
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やっぱり星野さんの本はいいですね。
写真もエッセイも、読んでいて爽やかな風が心を吹き抜けていくようです。
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写真展で初めて星野さんを知って、その後図書館で見付けて初めて読んだ星野さんの写真集。
世界観にひかれて一気に漬かってしまった、なんというか、元凶。
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あれ、
あれれ。
前歯の無い面白いおじいさんが
戯言話して、皆笑ってたはずなのに、
なんだか、涙が出てきたよ…
何の涙、これ?
おじいさんは(以降、私の脳内で相当変換された。)
>世の中、楽になったな。
楽に生きられるようになったから
皆、楽しみを追い始めたな。
その、小さな機械(スマホ)を探れば、楽しみは見つかるのかい?
へぇ~、便利な世の中になったものだ。
我々の時代は、生きるのが楽じゃなかったから
必要なのは楽しみじゃなく、休息だった。
だが不思議なものだな。
こんな素晴しい世の中となったはずなのに、
どこか間違ってる気がするんだよ…。
星野さんは、
老人の話をどんな気持で聞いていただろう。
何もしなくても
他者が全てを与えてくれるこの時代を、
彼はどう思っていたのだろう。
鮭を銜えた熊が凝視してる。
もりもり…葉っぱを食しているうさぎさんも。
その瞳をまっすぐ見るのがなんだか後ろめたい。
生き物達と
食う、食われる、命のやりとりをしていた時代は、
恐ろしいし、野蛮ではあったが、
地を荒らすなんて事は無かった。
それなのに、
貨幣が流通し、<肉>と化した生き物達を安全に手に入れられる様な時代となってその犠牲は一方的に動物達に強いられる様になった。
なぁ、
未来の人は、カリブーの群れをその目で見る事が出来るのかい?
人間は動物を狩ることで生きながらえてはきたが、
その命を軽んじ何てことは決して無かった。
彼らはいつでも、わしらと対等だったんじゃよ。
今もアラスカの地では
資源開発の為にきっと動物達が住む地を荒らしまくっているのだろう。
(人の為。
全ては人が、<楽>に生きる為ですよ。
仕方ないんですよ…。)
未来人のために過保護すぎるよ、現代人。
生きる為の糧を、命張って手に入れる時代だってそんなに悪くはなさそうなのに。
老人の戯言が、いつしか私の戯言に…
とにかく逞しく生き延びてくれる事を願う。
星野さんのファインダーが捉えた動物達よ!