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紙の本
穏やかになれる自分。
2011/10/12 23:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わか315 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、銀色夏生さんのつれづれノートの存在を知り、とても興味を持ったので購入しました。「自分は自分の道を歩いていっていいんだなあ」と許された気持ちがしました。なんてことのない毎日を淡々と書かれているのに、どうしてこんなに癒されるのでしょうか。私はこのエッセイに出会えたおかげで、持病の事も、「なるべくしてなったんだな、病気の事ばかり考えないでほかの事に没頭していればいつかなおるとおもう」それが今の私の通るべき道なんだな、と、心がフワッと軽くなりました。プラス思考ばかりのエッセイは疲れてしまうのだけれど、夏生さんは気取らず、泣いたり笑ったり淋しくなったりとても素直。それが読んでいて心地よいのです。毎日の何気ない事を書いて、人の心を癒してくれる夏生さん。これからずーっと追いかけて読んでいきたい作家さんになりました。銀色夏生さんにありがとうといいたいです。
紙の本
たんたんとした毎日なんだけど…
2002/06/12 01:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くにーた - この投稿者のレビュー一覧を見る
思えばこのこの本が銀色夏生さんとの出会いだった。初めて読んだときから著者に惹かれた。考えに共感する部分が多かった。
たんたんと毎日の生活がつづられているだけの本なのだけど、なぜか心に残るものがあるのだ。
著者の、自分の好きなものに素直に向き合おうという姿勢は、私の心もラクにさせてくれた。
このシリーズはもう10冊ほど続いていると思うが、リピーターも多いと思う。みんな一度知ったらやめられないのだ。きっと。
この不思議な感覚を。
紙の本
フシギの作家=銀色夏生
2002/02/01 21:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よしたか - この投稿者のレビュー一覧を見る
銀色さんはフシギな作家だった。
角川文庫から、たくさん本を出してるけど、特に、ベストセラーになったり、特集を組まれたりするわけでもなく、本人もべつに売れようと思ってるわけでは全然なさそうだった。
ただ、たんたんと、自分の好きな世界や、身近な世界でおこることを、詩や文章や写真で表現していく。陶芸や版画などもやっているようで、なんて芸術的な生活をおくってるんだろう、と感心してしまう。
これは、とてもインターネット的な世界だと思うけど、ネットがまだポピュラーになる前から、角川文庫というメジャーな世界で実現してしまうところが、銀色さんのスゴイところなんじゃないか、と思う。
ちなみに、銀色さんが、男なのか、女なのか、いまいちハッキリわからなかったんだけど、本書を読んで女性だということがわかった。とてもシンプルで飾り気のない文章を書くので、あんまり女の子女の子してなかったし、ペンネームも、どちらなのかよくわからなかったし。
変な言いかただけど、銀色さんの本は、わりと男にも抵抗なく読める、と思う。
紙の本
こういう生き方もあった
2001/11/21 19:30
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投稿者:きんぴら - この投稿者のレビュー一覧を見る
好きなときに旅行に行く。好きなものを食べ、本を読み遊ぶ。些細なことに怒り笑い泣く。大人になっていつか忘れた生活がここにある。
ゆっくり生きて良いんだ。そう感じさせる一冊である。